行って分かった、社会人が交流会に参加する3つのメリット【イベントレポ】
2019年10月、ちょっと変わった名前のイベントが開かれました。
その名も「就活控えた学生さん!転職を経験した色んな会社の若手社会人たちと交流しない?」という、学生と社会人の交流会です。
こうしたイベントは日々たくさん開催されていますが、忙しい社会人にとって参加する意味はあるのだろうか……?
学生でもなければ転職経験者でもない筆者(社会人1年目・転職経験なし)が、そんなことを思いながら参加してみると、「人と会う」からこそのメリットがあることに気付きました。
実際に参加された方の声も交えて、そのメリットをお伝えしていきます。
目次
なぜこのイベントに参加したのか
筆者がこのイベントを知ったきっかけは、Twitterのタイムラインでした。
このツイートがリツイートで流れてきて、目に留まりました。
【現在53エントリー】
エントリーフォームをWantedlyのメッセージで送ってます!回答お願いします💪('ω')もう半分くらいの人が回答してくれて続々とリストができてきてる(´ω`)
就活控えた学生さん!転職を経験した色んな会社の若手社会人たちと交流しない? https://t.co/9lknD5BpQf
— Wantedlyお兄ちゃん@新卒1年目から副業10社で日経新聞/週刊SPA!/マツコ会議 (@Bashiiiiii0603) September 30, 2019
筆者も、就活をしていた時期にこのような交流イベントに行った経験があります。
この手のイベントは「新卒入社2~3年目くらいの若手社員さん(転職経験なし)」がお相手をしてくださることが多いな……と当時感じていました。
おそらく「就活生と年齢や境遇が近いほうがいいだろう」ということで、新卒の社員さんを集めていたんだろうと思います。
なので、このツイートを見たとき「転職を経験したことがある若手社会人」という条件は珍しい……というか面白いなと感じたんですね。
そこで、(筆者は転職未経験なのですが)取材がてらイベントに参加させていただいた、というわけです。
イベントを開いたのは「自分自身が知りたかった」
このイベントを主催されたのは、ディップ株式会社の次世代事業統括部で人事・採用広報のお仕事をされている「Wantedlyお兄ちゃん」こと、小林宥太さんです。
小林さんがこのイベントを開いた大きな理由は、小林さん自身が「転職のことを知りたい」と思ったからだそうです。
というのも、小林さんの周りでは転職した人が増えてきているらしく、小林さんも転職に興味を持ちはじめたとのこと。
そこで、小林さんのTwitterアカウントで「転職した人の話を聞く会があったら来てみたい?」と問いかけてみたところ、かなりの反応があったそうで、このイベントの開催が決まりました。
イベント当日の様子
ここからは、イベント当日の様子と、参加された学生・社会人の方の声をお届けします。
イベント当日は金曜の夜でしたが、学生・社会人がそれぞれ15人程度、総勢30人近くが集まりました。
場所は東京・六本木にあるディップ株式会社のオフィス。夜景を見下ろせるキレイな場所でした。羨ましい…!
参加されていた皆さんに「今はどんなことをされているんですか?」と聞くと、
- 来年の就活に備えて今から動いている
- 大学を休学して新たなビジネスを立ち上げている
- 人材業界の営業職としてゴリゴリ働いている
- とあるIT企業でエンジニアをやっている
- フリーランスで活動している
…など、様々な答えが返ってきました。
Wantedlyを使っている人たちが集まったということもあってか、十人十色でユニークな顔ぶれが揃ったな…と思います。
イベントと言っても、特にセミナーのような座学コンテンツがあるわけではありません。
ドリンクを片手に各自で席を移動しながら、今やっていることや就活・転職のことなどをワイワイ話していく形で進んでいきました。
学生と社会人だけでなく、学生同士・社会人同士でも話が盛り上がっていました。特に社会人同士のそれは、まるで異業種交流会のような感じでしたね。
ハイレベルで生々しいIT談義・スタートアップ談義もちらほら聞こえてきましたよ。
参加者の声
交流イベントに参加した学生・社会人の声をいくつかピックアップしてご紹介します。

遠い将来のことばかり考えて不安になっていたが、「もっと身近なことを考えていけばいいんだ」と気づけて肩の荷が下りた。(学生)
インターンしている業界での課題感が共有できた。今の状況やこれからどういう方向を目指すのか、なんとなく掴めた。(学生)

学生がけっこうキャリアで悩んでいて、周りに相談できない人もいるんだなと感じた。(社会人)
普通の就活以外にも、いろいろな道があるのだと気づいた。転職のハードルの低さを感じた。(学生)
学生だけじゃない。社会人が交流イベントに参加するメリット
ここまで、交流イベントの様子を簡単に紹介してきました。
最後に、学生×社会人の交流会に参加して、筆者が感じたメリットを3つにまとめてみました。
①仕事や会社のリアルな話が聞ける
就活などでは、いろいろな企業の会社説明を聞く機会が多いですよね。
どういう事業をしている会社なのか、どんな理念で作られた会社なのかも大切だとは思います。
しかし、それと同じくらい「この会社の現場では、どんな人がどんな風に働いているんだろう」ということも気になりませんか?
交流イベントは、(趣旨によって異なりますが)採用とは無関係であることが多いです。
「こんなことを聞いたら選考に落ちてしまうんじゃないかな……」と変な忖度をはたらかせることなく、本音ベースの話を聞くことができます。
働くことについてナマの情報を手に入れたい就活中の学生や、転職活動を考えている社会人の方には特にピッタリな場だと思いました。
②違った目線からの意見をもらえる
仕事にまつわることでも、個人的な話題でもいいと思うのですが、物事をひとりで考えていると、どうしても思考が凝り固まってきてしまうと思うんですよね。
そういう時に、友人や会社の同期に話してみるのはアリだと思うんですが、自分とのつながりがほとんどない「赤の他人」に話してみると、自分では想像していなかったような解釈や捉え方をしてくれることがあって、面白いなと感じました。
今回の交流会は年代こそ近かったのですが、職種も業種もいろいろな方が集まってきていました。
各々の話に対しての「それは●●じゃないんですか?」というツッコミの内容が面白くて、聞いていて全然飽きなかったです。
③行動のモチベーションが高まる
今回のイベントは、Wantedly経由で参加者を募集していたこともあって、IT / Web業界で働いている社会人の方や、起業している学生が多かったです。
大学生で起業していたり、会社で一生懸命働いていたりする人など、実際に動いている人の話を聞くと、
この年齢でこんなことやってるのは純粋にスゴいなぁ……
皆、そんなことを知っているのか…!
できなかった時のことを考えるより、まずはやってみよう
……と、やる気が俄然高まります。
私も、このイベントで刺激を受けて「新しくできたサービスやアプリは、食わず嫌いせず使ってみよう」と心に決めました。
このような場は、引っ込み思案で行動を起こす前にいろいろ考えてしまいがちな(私のような)人に特に有効だなと思います。
もし私と同じタイプに当てはまるなら、ぜひ一歩踏み出して参加してみてほしいですね。
今回のイベント「就活控えた学生さん!転職を経験した色んな会社の若手社会人たちと交流しない?」が開かれたのは、ディップ株式会社さん。
今後は、小林さんが所属する「次世代事業統括部」としてもイベントを開催していきたいとのことでした。
ディップのWantedlyページをチェックして、次のイベント情報を逃さずキャッチしておきましょう。