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転職面接回数サムネ

転職の面接回数を解説!増える理由や「面接1回ブラック説」も

面接対策 2019.10.23

転職の面接回数は、受ける職種や業界によってちがいます。

面接回数がちがうと、対策も変わってくるので、面接回数をあらかじめ知っておくことは大切です。

また会社によっては、面接が1回だけのところも。「面接1回の会社はブラック」というウワサもありますが、本当なのでしょうか?

今回は、転職エージェントで実際に働いていた経験をもとに、「転職の面接回数」について徹底的に解説します。

転職の面接回数の平均は「2.2回」

白っぽいMTG風景

転職サイトdodaの調査によると、面接回数の平均は「2.2回」ということです。「2回」が67%、「3回」が25%と、2~3回の面接で9割ちかくを占めています。
(引用元:doda「転職採用の実態調査」

私が転職エージェントでサポートしていた方も、1社につき面接を2~3回受けていた方がほとんどです。
ちなみに、私自身も転職経験者のひとりですが、面接を10社ほど受けて、7~8社が面接2回でした。

面接の回数によって気をつけるべきポイント

ヤブから猫

多くの会社の場合、面接は2回ですが、なかには1回だけのところや、逆に3回面接をする会社もあります。
そして、面接の回数ごとに、出てくる面接官もちがいます。

そこで、面接の通過率を上げるために、面接が1回~3回の会社ごとに気をつけたいポイントを紹介します。

面接が1回の場合

面接が1回の場合は、いきなり「最終面接」です。最終面接は、「会社の雰囲気に合っているか」「長期的に働く意思があるか」を見られていると思ってください。そのため、なぜこの会社に入りたいのか」「どんな仕事をしていきたいか」といった質問に答えられる準備をしておくことが大切です。

一方で、スキルをアピールしたり、自己PRしたりする時間はほとんどありません。なぜなら、書類審査の段階で、スキルがあると判断された候補者だけが面接に呼ばれているからです。そして、面接が1回の場合は、役員や社長が面接官として出てくることがほとんどです。

「面接1回ブラック説」は本当?

ちなみに、「面接1回ブラック説」の真偽で悩む方は少なくないようです。私も、転職エージェントの仕事をしていた時に「面接が1回だけの会社はブラックって聞きますが……」と、転職をサポートしていた方から質問されたことがあります。

結論からいうと、面接が1回だけでも、転職エージェントから紹介された会社はブラックではないと思って大丈夫です。

なぜなら、転職エージェントは、厳密な審査をクリアした会社の求人しか扱わないからです。もし、ブラック企業を転職者に紹介してしまうと、その転職エージェントの評判は下がってしまいます。
同様に、転職サイトに掲載されている求人も、基本的には審査をクリアした会社です。

一方で、自分で応募する場合は気をつけましょう。会社の採用ページから直接応募する場合や、ハローワークから応募するといったときです。
とくにハローワークは、基本的にどんな企業でも求人を出すことができるので、ブラック企業が紛れ込んでいる場合があります。そして、面接が1回の会社は要注意です。社内環境が悪く、離職者が多いため、すぐにでも社員を入れたいという場合があります。

不安な場合は、転職エージェントで紹介された会社に応募するのが安心でしょう。

次に、面接が2回の会社で気をつけたいポイントを紹介します。

面接が2回の場合

面接が2回の会社は、以下のような面接官が出てくることが多いです。

  • 1次面接:人事部または配属部署の課長・部長
  • 最終面接:部署の担当役員または社長

1次面接では、即戦力として仕事を任せることができる人物かを確認されます。具体的には、「これまでの成果」「保有スキル」「自己PR」などの質問が多いです。また、「なぜ現職を辞めたいのか?」という質問も“鉄板”です。

そして、最終面接では、「志望動機」や「これから何をしたいか」といったことを質問されます。1次面接を通過した時点で、「現場で活かせるスキルがある」と評価されています。そのため、最終面接では、スキルの確認はほどほどに、「自社に相応しい人物か」といったことを面接官は見極めています。

ポイントは、入社意欲の強さを示すことです。「御社だからこそ入社したい」と考える理由や、「持っているスキルをこのように活かしていきたい」という”前向きな気持ち”を伝えましょう。最終面接の面接官は、経営者の場合がほとんどです。彼らは、自社に長く貢献してくれる人物を採用したいと思っています。そのため、”気持ち”を出すことは、意外と大切なポイントです。

次は、面接が3回の会社で気をつけたいポイントを紹介します。

面接が3回の場合

面接が3回の会社は、以下のような面接官が出てくることが多いです。

  • 1次面接:人事部または配属部署の課長
  • 2次面接:人事部または配属部署の部長
  • 最終面接:部署の担当役員または社長

面接が2回の会社との違いは、1次面接に課長クラスの面接官が出てきて、2次面接に部長が出てくる可能性が高いことです。

まず1次面接には、直属の上司になる可能性が高い社員が出てきます。部下として頼もしい人物か」「相応しいスキルをもっているか」といったことを確認されます。
2次面接では、部署に必要な人物かを、部長によって総合的に判断されることがほとんどです。

ちなみに最終面接は、選考ではなく、役員や社長との“顔合わせ”になることが往々にしてあります。なぜなら、2次面接の段階で、複数の役職者から合格をもらっているからです。つまり、「即戦力として相応しい人材」として、高い評価を受けているということです。

しかし、私がサポートしていた方のなかで、最終面接で落ちてしまった方もいます。スキルは十分だったのですが、福利厚生のことを最終面接のなかで執拗に質問してしまい、役員の心象を悪くしてしまったためです。
最終面接を含め、面接の場では、「福利厚生」について質問しないのがマナーです。

ちなみに、会社によっては、転職者の疑問を解消するために、面接とは別に「条件面談」を用意していることもあります。

「条件面談」が設定される場合も

「条件面談」とは、転職者が気になる「福利厚生」や「残業時間」といったことを、ざっくばらんに質問できる場のことです。条件面談がない会社もありますが、設定されている場合は、一般的に人事部の社員と話ができます。タイミングは、最終面接のまえか、最終面接が終わったあとに設定されることが多い印象です。

会社としては、優秀な候補者に入社してほしいので、“会社の好感度”を上げるために条件面談を設定しているのが本心です。ちなみに、私が担当していた会社の人事部の方は、「条件面談は、面接の評価とは一切関係ないです」と言っていました。

条件面談があるかは、あらかじめ確認しておくことが大切です。なぜなら、面接が3回の場合でも、「条件面談」があると、会社に4回行くことになるからです。
条件面談があることをあとから知ってしまうと、転職スケジュールを組み直す必要が出てきます。条件面談があることを求人に書いていない会社もあるので、条件面談があるかは念のため確認しておきましょう。

面接の回数が増える理由&減る理由

海とはてな

面接を受けているなかで、伝えられていた面接回数が変わることがあります。面接が増える理由と、減る理由について、それぞれお伝えします。

面接の回数が増える理由

面接の回数が増える理由は、主に以下の2つです。

  • 別の部署に配属する可能性があるため
  • ひとつ上のポジションで打診するため

まずは、「別の部署に配属する可能性があるため」について説明します。

別の部署に配属する可能性があるため

面接をしているなかで、「この方は、別の部署のほうがいいのでは?」と考える面接官は意外に多いものです。

私がサポートしていた、大手電機メーカーの経理職を受けていた方は、「M&A」の部署を打診されて、その部署とも面接をしていました。結局、面接回数が増えることになったそうです。

また、面接が増える理由として、「ひとつ上のポジションで打診するため」ということも考えられます。

ひとつ上のポジションで打診するため

役職なしのポジションに応募したものの、マネジメント能力が認められたため、役職つきのポジションを打診されることもあります。

この場合は、「だれが見ても役職者としての適性があるか」を確認するために、部長や役員との面接が改めて設定されることがあります。

面接の回数が減る理由

面接の回数が減る理由は、主に以下の2つです。

  • 即戦力としてすぐにでも獲得したいため
  • 面接官と転職者の予定がつかないため

まずは、「即戦力としてすぐにでも獲得したいため」について説明します。

即戦力としてすぐにでも獲得したいため

面接官からの評価が非常に高い転職者の場合、いきなり最終面接に進めることがあります。つまり、面接が3回ある会社の1次面接で、非常に高い評価が得られた場合、2次面接を受けなくてよいということです。

会社としては、ほかの会社よりもはやく内定を出すことで、優秀な方を確保したいという思いがあります。そのため、面接の評価が非常に高い方の場合、面接回数が減る可能性があるのです。

一方で、面接官と転職者の予定がつかないために、面接回数が減ることもあります。

面接官と転職者の予定がつかないため

面接官と転職者との予定がつかない場合に、たとえば1次面接と2次面接を一緒におこなうこともあります。

私がサポートをしていたなかで、アメリカに赴任している方がいました。彼は日本になかなか帰れなかったため、私は1次面接と2次面接を一緒に受けられないかを企業と交渉しました。結果として、企業としてもはやく採用したい方だったこともあり、1次と2次を1回の面接で受けることができました。

ただ、このようなケースはほとんどありません。書類選考の時点でかなり優秀と認められた転職者でないと、企業としては面接回数を減らすことはない、ということは覚えておきましょう。

面接回数が多い求人&少ない求人

天秤とダンボール

応募する求人によって、面接回数が多かったり、少なかったりします。多い会社は、6回近く面接することがある一方で、少ない会社は1回の面接で終了することもあります。

面接回数が多い求人と、少ない求人の特徴を、それぞれお伝えします。

面接回数が多い求人

面接回数が多いのは、以下のような求人です。

  • 金融業界
  • 外資系企業
  • 営業職

これらに共通するのが、「個人の能力の高さ」が重視されることです。

とくに、金融業界は、高度な金融スキルをもっていることはもちろん、クライアントへの提案能力も求められます。そのため、金融業界の面接は、「たしかなスキルがある人物か」を、多くの社員で多面的にチェックします。私がサポートしていた方で、メガ銀行の課長職の面接を受けていた方は、最終的に面接を6回していました。

また、外資系企業は、日本企業と比べると個人の能力を重視します。そのため、面接が3~4回という会社が多いです。

そして、営業職も面接回数が多い傾向があります。コミュニケーションスキルや、人柄といったことは目に見えるものではないので、複数の社員の目で慎重に判断する必要があるからです。

一方で、職務経歴書をみればスキルを判断できる職種は、面接回数が少ない傾向があります。

面接回数が少ない求人

面接回数が少ないのは、以下のような求人です。

  • 事務職
  • 看護、介護職
  • エンジニア、デザイナー
  • ベンチャー企業

私は、事務職希望の方を中心にサポートしていましたが、経理や人事、総務といった求人は、面接が2回のことがほとんどでした。

事務職に求められるスキルや知識は、職務経歴書をみれば、ある程度は把握できます。そのため1次面接では、「スキルが本当にあるのか」といった確認が中心です。そして、スキルがあると判断された場合は、わざわざ2次面接でスキルをチェックする必要がないので、最終面接に進むことになります。

「介護職、看護職」「エンジニア、デザイナー」も、書類をみればスキルがわかります。そのため、面接が1回のことが多いです。また、ベンチャー企業も面接が少ない印象です。社内に採用担当がいないため、社長が採用をしていることが少なくないからです。そのため、いきなり社長面接、ということが往々にしてあります。

ちなみに、「未経験職種」の面接に関しては、多いことや少ないこともあるため、ケースバイケースといえます。

「未経験可」の求人の面接回数はケースバイケース

未経験職種の面接で面接回数が多くなる場合は、「適性があるのか?」を確認するために、いろいろな社員の目を通して判断しようと考えるためです。

一方で、私は未経験で営業に転職しましたが、「面接2回」の会社がほとんどでした。20代の転職者の場合、入社後に研修が用意されていることがあります。そのため、面接である程度のポテンシャルがわかれば、あとは入社後に教育しようと考え、面接回数を増やさない会社もあります。

面接回数が変わることも!余裕のある転職計画を考えよう

計画するお兄さん

面接回数が増えたり減ったりすることは、意外と多いものです。

転職スケジュールに余裕がないと、面接回数が増減したときに、計画を組み直すのが大変です。また、面接回数が増えると、イメージしていた退職日に退職できない可能性もでてきます。

面接回数で動揺することのないように、柔軟な転職スケジュールを組んでおきましょう。

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