転職エージェント登録後の流れはどうなる?登録時からできる賢い活用法も
転職エージェントに登録したいんだけど、登録してからの動きがわからない…。
そんな方に向けて、この記事では転職エージェントの登録について解説します。
登録後の流れや、転職エージェントを最大限活用するコツを紹介し、「複数登録ってありなの?」といったよくある疑問にも回答します。
転職を前向きに考える人に向けて、キャリアの海が厳選する転職エージェントも紹介します。
登録後のイメージをしっかり掴み、スマートな転職活動の第一歩を踏み出しましょう!
目次
転職エージェント登録後の流れはどうなる?さっとおさらい
転職エージェントに登録してからは、以下のような流れになります。
転職エージェント登録からの流れ
- ①登録
- ②面談
- ③求人応募・紹介
- ④面接
- ⑤内定
それぞれ解説しますね。
転職エージェント利用の流れ①登録
まずは転職エージェントに登録するところからです。
気になる転職エージェントを選んだ上で、登録してみましょう。
転職エージェント、どれを選べばいい?
気になる転職エージェントに登録するとは言っても、転職エージェントの数はすごく多いので、どれを選べばいいか悩みますよね。
キャリアの海は、転職を考えるすべての人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介しています。
あなたに合う転職エージェントを見つけて、登録してみてくださいね。
転職エージェント利用の流れ②面談
転職エージェントに登録すると、専属のコンサルタントがついてくれます。
登録してからすぐに、そのコンサルタントと面談をすることになるでしょう。
面談では、コンサルタントがあなたの経歴や転職先の希望条件などヒアリングします。
その中で、あなたが活かせる強み、マッチする職種・業種を導き出してくれます。
より自分にマッチした求人を紹介してもらうためにも、あなたの気持ちはできるだけ本音で話していきましょう。
転職エージェント利用の流れ③求人紹介・応募
ヒアリングが終わると、コンサルタントは面談内容を踏まえ、あなたにマッチした求人を紹介してくれます。
多いときは、1日に30件も求人紹介メールが来ることも。
もらった求人案件で気になるものを選び、コンサルタントに「この選考を受けたいです」と伝えましょう。
そこからは、あなたの職務経歴書や履歴書を、プロの視点から添削してくれますよ。
選考を受ける企業の採用担当者に響く書類にしてくれるはずです。
また、選考に必要な書類は求職者が直接出すのではなく、転職エージェントを介して提出されます。
転職エージェント利用の流れ④面接
書類選考をクリアしたら、次は面接です。
転職活動の一番キモにあたる部分ですが、コンサルタントは面接対策も行ってくれます。
コンサルタントは、「この企業にはこんな人が通過しやすい」という情報を保有しているので、それに合わせた対策を練ってくれます。
模擬面接もやってくれるので、心強い存在ですね。
転職活動における面接対策について、もっと体系的に知るならこちら
転職エージェント利用の流れ⑤内定
面接を通過すれば、晴れて内定です!
内定を獲得したら終わりではなく、転職エージェントは内定後のサポートもしてくれます。
年収交渉や退職手続きのサポートを、親身になってしてくれますよ。
転職エージェントの流れについて、もっと知りたい?
転職エージェント利用の流れについては、こちらの記事でより詳しく解説しています。
- 転職エージェントの流れと上手な使い方!転職期間と流れを4STEPで解説
それぞれのSTEPに要する期間もあわせて解説しているので、転職活動のイメージがより明確に
疑問①転職エージェントに登録だけするのはあり?
ここからは、転職エージェンの登録に関してよく挙がる疑問に対し、回答していきます。
疑問その①は、「転職エージェントに登録だけするのはあり?」です。
登録だけして、今どんな求人があるのか、自分の適正年収はどれくらいなのかなど、とりあえず情報収集しておきたいタイプですね。
とりあえず登録だけでも、全く問題ありません!
登録だけして、面談などはまだ行わない、という選択もありです。
登録したらコンサルタントから電話がかかってきますが、このタイミングで「転職はもう少し先になると考えています」と伝えておきましょう。
それに合わせて、あなたが「本格的に転職活動を始めます」と伝えるまで、連絡を控えてくれます。
転職エージェントにまずは登録しよう!
先述しましたが、転職エージェントに登録だけしても、何かしらのペナルティがあるわけではありません。
無料のサービスですので、転職という言葉が頭の中にあるなら、まずは登録しておいて損はないでしょう。
こちらの記事では、キャリアの海が厳選したおすすめの転職エージェントを紹介しています。
ぜひ参考にしてくださいね。
関連記事として、「転職エージェントに相談だけしてもいいのか?」という内容の記事も公開しています。
疑問②転職エージェントは複数登録してもいい?
「転職エージェントに複数登録してもいいの?」
これもよくある疑問です。
転職エージェントに複数登録するのは、浮気をしているかのように考える人もいるでしょう。
転職エージェントの複数登録は全く問題ありません!
むしろすべきです。
リクナビNEXTの調査 によると、転職が決まった方は平均で4.2社の転職エージェントを利用しています。
全体を見ても、1人あたり2.1社登録していますので、「転職エージェントは複数登録するのがセオリー」だと言えます。
また、複数登録する場合は、その旨を転職エージェントに伝えましょう。
「そんなことをしてもいいの!?」と思うかもしれませんが、転職エージェントにとっても、求職者のスケジュールを把握できるというメリットがあります。
疑問③転職エージェントに登録する際の有利な時期ってある?
「転職エージェントを登録する際の有利な時期ってあるの?」
転職活動をするなら、できるだけ有利に進めたいですよね。
企業による採用活動は、4月や10月といった期初にあわせ、3月や9月に活発になります。
したがって、多くの人にとってその時期に登録しておけば、いいスタートダッシュが切れるかもしれません。
しかし、すべての人が4月or10月入社というわけではありません。
つまり、「転職エージェントを登録する際の有利な時期」は、明確には存在しないのです。
一方で、あなたの入社希望時期から逆算して登録しておいたほうがいいタイミングは存在します。
それは、「入社希望時期の3ヶ月前」です。
なぜなら、転職活動に要する期間は、求人応募~面接~内定まででおおよそ3ヶ月だからです。
それよりも前だと、ゆっくりと準備ができますね。
逆に遅いと、急ぎ足で転職活動をしなければならなくなる可能性があります。
明確に有利な時期は存在しませんが、スムーズに転職活動を進めるなら、入社希望時期の3ヶ月前には、転職エージェントに登録しておきましょう。

監修者からのワンポイントアドバイス
転職市場では、内定受諾から入社まで、通常待ってもらえる期間は1ヶ月となります。
一方現職に在籍中の場合、退職日の1ヶ月前までに退職の意思を伝える必要があります(法律上では2週間前ですが、1ヶ月前が妥当でしょう)。
更に円満退社を目指すならば、自分の後任の手配や仕事の引継ぎを考え、自分の最終出勤から1ヶ月の期間を持っておいた方が良いでしょう。
「最終出勤」は、有給休暇の残日数を消化することも考えて逆算しなければいけません。
そのため、内定を出した企業側の状況によりますが、可能であれば内定の2ヶ月後の入社で、入社日を交渉することをお勧めします。
仮に3月末退職、4月入社を目標に転職活動をする場合、下記のようなスケジュールになります。
<活動イメージ>
退職日:3月31日
最終出勤日:3月中旬(仮に有休残日数が10日あった場合)
退職申し出:2月中旬(最終出勤日から1ヶ月前)~2月下旬
内定獲得、条件交渉・確定:2月中旬~2月下旬
選考開始:1月
準備開始:12月~1月
就職活動と一言に言っても、業界研究や会社研究、自己分析など就職活動は色々と調べなければならないことが多くあります。
仕事をしながら就職活動を進める人は、時間の余裕を見て、4ヶ月前頃に転職エージェントへの登録を済ませておくと良いかもしれませんね。
転職エージェントを利用する際の2つのコツ
転職エージェントに登録してからは、どのように動けばいいのでしょうか?
先程は流れについて解説しましたが、ここでは転職エージェントを活用する2つのコツをお伝えします。
- 希望条件などは明確に伝える
- ウソはつかない
それぞれ解説します。
コツ①希望条件などは明確に伝える
もし転職先の希望条件・希望職種などがはっきりしているなら、その内容は面談時にコンサルタントにはっきり伝えましょう。
コンサルタントは面談で得た求職者の情報をもとに、求人案件を紹介してくれます。
希望条件などを具体的に伝えられれば、紹介してもらえる求人のマッチ度も高くなる、ということです。
明確にキャリアイメージを形成しているなら、希望は包み隠さず伝えましょう。
「まだそこまでイメージがついていない…」という人も、相談することで、より自分が目指している理想像がはっきりしてきますよ。
コツ②ウソはつかない
当然ですが、面談時に経歴などでウソをついてはいけません。
ウソをついた場合、コンサルタントはそのウソに合わせた求人案件を紹介することになります。
つまり、あなたとのマッチ度が低い求人ばかりもらうことになるでしょう。
さらにそのウソがバレた場合、コンサルタントの信用を失い、それ以降求人を紹介されなくなる可能性もあります。
経歴を飾り、より良い求人に出会いたいという方もいるかもしれませんが、回り回って自分が不利益を被ることになるのです。

監修者からのワンポイントアドバイス
転職エージェントへの前職年収の申告は、実態に沿った金額を報告しましょう。
また、面接でも前職の年収を聞かれることもあります。
この場合も、実際の金額を申告することをお勧めします。
なぜなら、内定獲得後、転職エージェントは年収交渉をしてくれます。
虚偽の申告をしても、入社手続きの書類で源泉徴収票の提出が求められるので、そこで企業は前職の年収を確認することができてしまいます。
申告した年収と源泉徴収票の金額が大幅に違った場合、入社前から信頼関係が壊れてしまう結果になりかねません。
転職者の申告を信頼して、年収交渉をしてくれた転職エージェントとの信頼関係も壊れてしまいます。
源泉徴収票の提出は、年末調整で使用することが目的ではありますが、前職の年収を確認するため、入社の手続き書類と一緒に提出を求める企業もあることを念頭に置いておきましょう。
まずは自分に合った転職エージェントを選ぼう!
転職エージェント登録からの流れや活用コツを紹介し、よくある疑問にもお答えしました。
転職活動を少しでも考えているなら、転職エージェントには登録だけでも済ませておきましょう。
書類添削や求人紹介など、転職活動全般で心強い味方になってくれますよ。
さらに、賢い転職活動を行うなら、自分に合った転職エージェントを見つけることが大切です。
転職活動の第一歩として、自分に合った転職エージェントに登録しましょう!
キャリアの海厳選の転職エージェントをおさらい!
キャリアの海がおすすめする転職エージェントをおさらいしましょう。
あなたに合う転職エージェントを見つけて、登録してくださいね。

監修者コメント
転職エージェントを賢く利用することで、市場感の情報から転職活動の仕方、スケジュールの組み方など、転職初期に必要な情報も得られ、効率よく活動を開始することができます。
人によっては転職エージェントの登録が、ハードルが高く感じてしまう人もいるのですが、ぜひ一度、初期の段階で登録をしてみましょう。
一度登録すると、ハードルは低くなり、複数登録ができるようになります。