転職エージェントとは?人には聞けない基礎知識から使い倒すコツまで
「転職エージェント」という言葉は聞いたことあるけど、どんなサービスかあまり知らない人は意外に多いのではないでしょうか?
しかし「よく分からないから……」と転職エージェントを使わないのは、かなりもったいない!
特に初めて転職を考えている人にとっては、転職エージェントは心強い味方になってくれるでしょう。
そこで、実際に転職エージェントで働いてきた私の経験をもとに、転職エージェントについて丁寧に解説します。
転職サイトとの違いや賢い使い方も紹介しているので、参考にしてみてください。
目次
転職エージェントとはどんな存在なの?
転職エージェントとは、「人材紹介サービス」の一つで、求職者と企業をつなく“パイプ役”をしてくれます。
人材紹介サービスとも呼ばれます。
転職エージェントは、求職者が抱えるさまざまな仕事上の悩みを聞いて、その求職者にとって最適な企業を紹介してくれます。
「転職活動が初めてで、転職のプロの手を借りたい」「どんな企業が自分に合っているのだろう」といった悩みを抱える求職者にとって、転職エージェントは心強い味方になります。
一方で、企業側も転職エージェントを使うことで、自社で求職者を集める手間が省けます。
つまり転職エージェントは、求職者と企業双方にとって価値のあるサービスを提供していることになります。
転職エージェント、どれを選ぶ?
転職エージェントを使っていない人は、この機会に利用を検討してみましょう。
とは言っても、数多くの転職エージェントからどれを選べばいいかわかりませんよね。
キャリアの海は、転職を考えるすべての人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介しています。
以下の記事から、自分に合った転職エージェントを見つけてくださいね。
転職エージェントを使う4つのメリットとは?利点を解説!
では転職エージェントを使うことで、求職者にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
実際に転職エージェントで働いていた筆者の経験をもとに、4つのメリットを紹介します。
- 無料で転職サポートをしてくれる
- 自分にあった求人を紹介してくれる
- 書類のアドバイスや面接対策をしてくれる
- 面接日程調整や給与交渉もしてくれる
メリット①無料で転職サポートをしてくれる
まず1つ目のメリットは、転職エージェントの利用は無料ということです。
なぜ無料かというと、転職エージェントは「企業から成果報酬をもらうビジネスモデル」を採用しているためです。
つまり、転職エージェントから紹介された転職者が企業に入社すると、その企業から転職エージェントに報酬が支払われる仕組みです。
一般的に、入社した人の初年度の年収の30~35%が成果報酬とされています。
年収500万円の人の転職を成功させた場合、転職エージェントは企業から約150万円の成果報酬をもらうことになります。
このおかげで、求職者にとっては転職エージェントのサービスを無料で利用できるのです。
転職エージェントが無料って、なにか裏がある?
転職エージェントの費用が無料の理由や、その裏側については、以下の記事で詳しく解説しています。
元転職エージェントに裏事情について解説してもらっているので、こちらもぜひ参考にしてください。
メリット②自分にぴったりの求人を紹介してくれる
2つ目のメリットは、自分にあった求人を紹介してくれる点です。
1人で転職活動をしていると、求人が多すぎて全ての求人を見ることができない、という問題にぶつかります。
とくに近年は企業の人手不足もあり、売り手市場が続いていて求人が増えています。
そこで転職エージェントを使うと、非公開求人を含め仕事を探してくれるので、効率的に求人を探すことができます。
転職エージェントの担当者に希望や条件を伝えれば、自分に適した求人をピックアップしてくれるのです。
また、転職エージェントの担当者は企業にも出入りしていることもあり、社風や社員の雰囲気といった点から、求職者が働きやすい環境の会社を紹介してくれることもあります。
効率的に転職活動をおこないたい人や、客観的に見て自分にあった企業を紹介してほしい人は、転職エージェントを使って損はないでしょう。
「非公開求人」を知っていますか?
転職エージェントから求人を紹介してもらう際に、「非公開求人」を紹介されることがあります。
「非公開求人」は名前の通り非公開の求人なのですが、なぜ非公開なのでしょうか?
こちらの記事もあわせて読んでみましょう。
メリット③書類のアドバイスや面接対策をしてくれる
転職エージェントを使う3つ目のメリットは、応募書類のアドバイスや面接対策をしてくれることです。
履歴書や職務経歴書の書き方にはポイントがあり、それを知らないとなかなか書類審査に通過しない、ということも。
また転職の面接は、業界や企業ごとに対策が異なることも珍しくありません。
そこで、転職エージェントの出番です。
転職エージェントの担当者は業界ごとに担当が分かれていることが多いこともあり、その業界で評価されるポイントを踏まえてアドバイスしてくれます。
繰り返しになりますが、これらは全て無料でおこなってくれます。
書類や面接に不安が少しでもある人は、プロのアドバイスを聞いてみることをおすすめします。
以下のように、サポートが役に立ったという声も少なくありません。
【深夜のホンネシリーズ】
一個だけ転職エージェント選べって言われたらやっぱリクルートかな
リクルートエージェント京都のOさん!あなたとの出会いでほんと人生変わりました!
職務経歴書の書き直しもイヤな顔せず付き合ってくれたし
営業という職を勧めてくれたのも彼だほんと感謝カンゲキ!
— さとる@教師からの転職 (@SatoruTeacher) November 21, 2019
具体的にどんな書類対策をしてくれる?
転職活動のキモとも言える、応募書類対策。
具体的にどのようなサポートをしてくれるのでしょうか?
以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしましょう。
メリット④面接日程調整や給与交渉もしてくれる
4つ目のメリットは、面接の日程調整や給与交渉を代理で行ってくれることです。
企業と面接日時を調整するのは、他求人との進捗の兼ね合いや、企業をお待たせしてはいけない配慮など、とても神経を使う作業です。。
神経も使うので、面接前に疲れてしまうことも。
また給与交渉に関しては、慎重におこなわないと企業からの印象を悪くしてしまうリスクもあります。
その点、転職エージェントを使うとこれらの手間やリスクが軽減されます。
転職エージェントが企業と調整をしてくれるので、求職者は交渉事を全てエージェントにお任せすることができます。。
とくに仕事が忙しいなか転職活動をしている人にとっては、転職エージェントが代わりに交渉してくれるのは、かなりの精神的な負担を軽減できることができるはずです。
給与交渉ってなに?
給与交渉とは名前のとおり、内定後に給与をアップできないか交渉することです。
以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてチェックしましょう。
転職エージェントを使うときに注意したい3つのこと
一方で、転職エージェントを使うときに注意したいこともあります。
それは以下の3つです。
- 無理やり求人を進めてくる担当者に注意
- 転職エージェントは1社にしぼらない
- スキルがないと面談してもらえないないことも
注意点①無理やり求人を勧めてくる担当者に注意
転職エージェントの担当者のなかには、求職者が希望しない業界や職種の求人を強く勧めてくる人もいます。
転職エージェントのコンサルタントには、営業ノルマがあります。
1か月間で何人の転職者を入社させたか、売上をいくら上げたか、といったノルマが課されています。
そのため、なかには自分のノルマ達成のために、1社でも多くの企業に応募させようとする担当者がいるのです。
自分の希望とは異なる求人を多く紹介してきたり、「いま応募しないと後悔しますよ」といった不安を煽る言葉をかけてきたりするコンサルタントに当たってしまったら、担当変更をしてもらうことも考えましょう。
少し気まずいかもしれませんが、希望とは異なる企業に入社して困るのは自分自身です。
少しでもコンサルタントに不安を感じたら、担当変更を検討することは転職エージェントを利用する上で必ず覚えておきたいポイントです。
以下のように、ハズレのコンサルタントに当たってしまった人もいます。
転職エージェント時代
月末になると
「この人、月内に入社を決めさせろ」
と詰められてた企業側が急いでなくても
エージェントで
回答期限を区切ることもあったはじめはあった違和感も
だんだんと薄れてった今冷静になるとやっぱおかしいよね
お客様の価値になる仕事をして
お金をもらいたいよ— なるとし🍥レッツ自己理解 (@naru_katada) November 26, 2019
注意点②転職エージェントは1社にしぼらない
転職エージェントは、1社にしぼらないようにしましょう。
最低でも、3社の転職エージェントを利用したいですね。
理由は、転職エージェントごとに扱っている求人が異なるためです。
転職エージェントAで扱っていない求人が、転職エージェントBでは扱っていることはよくあります。
また、リクナビNEXTの調査によると、転職決定者の登録エージェント利用社数は平均4.2社でした。転職者全体の利用社数も平均2.1社で2社を超えています。
転職エージェントは、できれば4社以上、最低でも3社は利用することをお勧めします。(参考:リクナビNEXT)
応募企業の選択肢を少しでも広げるために、複数の転職エージェントから求人を紹介してもらいましょう。
転職エージェントは自分に合ったものを選ぼう!
「転職エージェントを複数利用するのがいい」とはいっても、具体的にどれを使えばいいか悩みますよね。
キャリアの海は、転職を考えるすべての人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介しています。
以下のリストから、自分に合った転職エージェントを選びましょう。
注意点③スキルがないと面談してもらえないことも
転職エージェントのなかには、面談を希望する求職者を受け付けないところもあります。
「この人に紹介する企業はないな……」「転職回数が多すぎて、紹介した会社もすぐに辞めてしまうのでは……」といった懸念から、そもそも面談をおこなってくれないところがあります。
とくに、大手と呼ばれる転職エージェントで面談を断られた、という声を聞きます。
一方で、中堅エージェントや個人でおこなっている転職エージェントでは、ほぼ100%の求職者と面談をしているところも。
もし面談を断られたとしても、「市場価値が低いんだ……」と落ち込むことはありません。
別の転職エージェントに登録すると、すんなり面談を行ってくれるところがありますよ。
転職エージェントとは?転職サイトとは?違いはあるの?
転職エージェントと転職サイトの違いが分からず、どっちを使ったらいいのだろう、と悩む人は少なくありません。
「転職サイト」とは、採用企業の求人が集められたサイトで、ご自身で企業を選んで応募する直接応募のスタイルです。転職サイトでは転職エージェントのような担当者がついての転職支援はありません。
以下の表をもとに、5つのポイントから転職エージェントと転職サイトの違いをお伝えします。
転職エージェント | 転職サイト | |
---|---|---|
①転職アドバイス | ◎ | ▲ |
②気軽さ | ▲ | ◎ |
③求人数・情報量 | ◎ | ○ |
④企業との調整 | ◎ | ▲ |
⑤転職期間 | ○ | ○ |
①転職アドバイス
転職に関するアドバイスという点では、転職エージェントを使うメリットはとても大きいです。
自分ではまだ意識化できていないニーズを丁寧に聞き出し、求職者に合った企業を客観的な目線から紹介してくれたり、書類の添削といったサービスをやってくれたりするのは、転職エージェントならではのメリットといえます。
②気軽さ
気軽に転職活動をしたい人は、転職サイトを使ったほうがよいかもしれません。
転職サイトは、空いた時間を使って求人を見たり、応募したりできます。
マイペースに転職活動を進めたい人にとってはぴったりです。
一方で、転職エージェントは、担当者との面談をおこなうことがほぼ必須です。
面談の時間が取りにくい人は、電話でも面談できるサービスを利用しましょう。
また内定獲得後、通常1~2か月後に入社するような転職スケジュールが一般的です。
転職する時期がまだ曖昧な場合は、まずは転職サイトで情報収集を行う方が、気軽に転職活動を開始できるかもしれません。

監修者のワンポイントアドバイス
転職したい時期がまだ定まっていない状態や、業界や職種をしぼりきれていない場合は情報収集の手段として転職サイトを利用してみるのも手段の一つです。 多くの案件を見る事で、業界の給与基準や必要な資格、求められる人材像などを把握することができます。そういった情報を空き時間を使って調べていきましょう。
③求人数・情報量
求人数や求人の情報量といった点では、転職エージェントが優れています。
大手転職エージェントだと、約20万件の求人があるといわれています。
一方で、転職サイトだと多くても約10万件。
その差は2倍です。
また、転職エージェントの担当者は企業に出入りしていることが少なくありません。
そのため企業の社風や、社員の雰囲気といった「求人票には表れない情報」を持っていることも。
自分にマッチした会社を紹介してほしい場合は、転職エージェントを使うことを検討しましょう。
④企業との調整
企業との調整においても、転職エージェントが優れています。
面接日時の調整や、給与交渉といったことを代わりにやってくれるのは、求職者にとってかなりメリットがあることです。
一方で、転職サイトはそもそも企業と求職者の間に担当者が入りません。
そのため、企業への応募から面接日時の調整、給与交渉までを求職者が1人でやらなくてはいけません。
仕事が忙しかったり、調整に自信がなかったりする場合は、転職エージェントに任せてしまったほうが気持ち的にも体力的にもラクでしょう。
⑤転職期間
転職期間に関しては、転職エージェントと転職サイトともにメリットがあります。
転職エージェントの場合、一般的に「サポート期間」が決められています。
3か月~1年間と転職エージェントごとに幅はありますが、基本的には「サポート期間」のなかで転職するように求職者は促されます。
もちろん延長もできますが、コンサルタントは短期決戦で転職するように勧めてくることが多いです。
そのため、期限が決まっていないと転職に本腰が入らない人や、すぐに転職したい人は転職エージェントを使うメリットがあるでしょう。
一方で転職サイトを使うと、マイペースに転職活動を進めることができます。
「サポート期間」などはないので、自分のペースで転職したい人や、とりあえず求人を見たいという人は転職サイトを使うメリットがあるでしょう。
転職エージェントを利用する流れ
ここからは、初めて転職エージェントを使うことを考えている人向けに、転職エージェントを利用する一般的な流れを紹介します。
具体的には、以下の5つのステップを踏むことが多いですね。
- 登録・面談日時調整
- 面談
- 求人紹介・企業応募
- 面接日時調整・アドバイス
- 給与交渉・入社日調整
それぞれ説明します。
転職エージェント利用のスケジュール感が気になるなら
転職エージェント利用の流れがわかったとしても、実際どれくらいの期間がかかるのか、イメージしづらいですよね。
以下の記事では、転職エージェントを使った時、どれくらいの期間が転職活動に要するのか、さらに詳しく解説しています。
STEP①登録・面談日時調整
まずは、転職エージェントに登録しましょう。
ホームページに登録ページがあり、氏名や現職の仕事内容といったことを打ち込めば登録は完了します。
すると、担当者との面談調整の連絡が転職エージェントからくるので、日時や希望する面談方法を伝えましょう。
基本的には、平日は20:00開始まで、土日はどちらも面談がセッティングできる転職エージェントが多いです。面談方法は、対面での面談を勧められることが多いですが、電話での面談がOKな場合もあります。
まずはここから!転職エージェントに登録しよう
キャリアの海は、転職を考えるすべての人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介しています。
以下のリストから、自分に合った転職エージェントを選びましょう。
STEP②面談
面談は、個室のブースでコンサルタントと1対1で行います。
転職したい理由や、次の会社に希望する条件などをざっくばらんにコンサルタントに伝えましょう。
時間は、約1~2時間です。
面談時の持ち物・服装
面談には、以下を持っていきましょう。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 筆記用具
- メモ帳
- スケジュール帳
履歴書や職務経歴書に関しては、書き方が分からないこともあるでしょう。
その場合は、持っていかなくて良い場合もあります。
また、面談時の服装はオフィスカジュアルかスーツスタイルが良いですね。
私服でもOKですが、担当者によっては「この方はマナーが大丈夫かな……」と不安に感じることもあります。
STEP③求人紹介・企業応募
転職エージェントによっては、面談の場で求人を紹介してくれるところもあります。
気に入った求人があれば、その場で応募できることも。
一方で、面談後に求人を送ってくれる転職エージェントもあります。
応募したい場合は、その旨をコンサルタントに伝えれば、求職者の代わりに企業に応募してくれますよ。
STEP④面接日時調整・アドバイス
書類が通過したら、面接日時の調整です。
転職エージェントの担当者が企業と求職者の間に立って、面接日時の調整をしてくれます。
基本的には、企業から指定された日時候補の中から、面接に行ける日をコンサルタントに伝えます。
また、書類の添削や模擬面接を行ってくれる転職エージェントもあります。
なかなか書類が通過しなかったり、面接に通過できなかったりする場合は、担当者にアドバイスをもらいましょう。
面接対策、もっと知りたい?
キャリアの海は、転職を考えるすべての人に向けて、内定を引き寄せるための面接対策を紹介しています。
元転職エージェントの方が対策法を教えているので、あわせてチェックしましょう。
STEP⑤給与交渉・入社日調整
無事に内定をもらったら、コンサルタントが企業と給与交渉をしてくれます。
また、企業から提示された入社日での入社が難しい場合も、コンサルタントに相談しましょう。
求職者の代わりに企業と入社日の調整をしてくれます。
内定後の流れはどうなる?
意外と皆さん知らないのが、内定獲得したあとの流れ。
退職手続きや引っ越しなど、 元転職エージェントの方が対策法を教えているので、あわせてチェックしましょう。
転職エージェントを賢く使うための3つのコツ
転職エージェントで多くの求職者をサポートしてきた経験から、転職サポートを賢く使うための3つのコツを紹介します。
- 初回面談はマナーを心がける
- こまめな連絡を心がける
- 面接が終わったら担当者に感想をすぐ伝える
それぞれ説明します。
①初回面談はマナーを心がける
転職エージェントの初回面談の時は、マナーに気をつけましょう。
具体的には、きれいな服装で行く、言葉遣いに気をつけるといったことです。
面談は和やかに進むことが多いので、過度に緊張する必要はありません。
一方で、担当者から評価されていることは意識しておきましょう。
担当者は、企業に求職者を紹介する責任があります。
そのため、「この人を企業に紹介しても大丈夫かな」という点を担当者は気にしています。
担当者からの評価を上げておくと、優先的に企業を紹介してくれることもあります。
面談の場だからといって適当に過ごすのではなく、多少の緊張感をもって面談に臨むのがおすすめです。
②こまめな連絡を心がける
転職エージェントを使うときは、コンサルタントにこまめに連絡することを心がけましょう。
連絡が取れやすい人は、ホウレンソウができるビジネスマナーをお持ちの人と判断でき、安心感があります。そのため、優先的にサポートしてくれることがあります。
たとえば、担当者から求人を紹介されたら「給料がもう少し高い会社がよいです」とメールで連絡したり、担当者からの電話に出られなかった場合に、折り返し電話をしたりするなどです。
転職エージェントの担当者は、1人で100人の求職者をサポートしていることも珍しくありません。
そのため、連絡が取れにくいとコンサルタントに思われると、対応を後回しにされてしまうことも。
こまめな連絡が、担当者からの信頼を獲得するためのポイントということは覚えておきましょう。

監修者のワンポイントアドバイス
転職エージェントの担当者は転職者をサポートする業務の一方で、担当企業に良い候補者を紹介する責任があります。転職エージェントにきちんと報告・連絡ができる転職者は、エージェントの担当者と信頼関係を築くことができます。担当者は転職者のアピールポイントを紹介企業に伝えてくれます。応募書類では伝えきれない人柄を、他者目線で伝えてくれることでしょう。ぜひ担当者と信頼関係を築くつもりで、対応することをお勧めします。
③面接が終わったらコンサルタントに感想をすぐ伝える
面接が終わったら、コンサルタントに面接の感想をすぐ伝えることも大切なポイントです。
たとえば「緊張してうまく話せなかった」と担当者に伝えると、担当者は企業の面接官にその旨を伝えて、フォローしてくれることがあります。
それによって面接の通過可否が変わることもあります。
特に面接で手応えを感じられなかった場合は、コンサルタントに連絡してみることをおすすめします。
面接の手応え、信じていい?
面接が終わると、通過したかどうか気になりますよね。
そんなときに考えるのが、面接時の手応え。
元転職エージェントである筆者が、「その手応え、信じていいのか?」ということを、実例を交えて解説しています。
転職エージェントを使って転職を成功させよう!
転職エージェントは、使い方によっては転職の心強い味方になります。
転職活動はどうしても孤独な戦いになりがちです。
しかし常に相談できるパートナーが側にいると、精神面でも安心できるでしょう。
今回お伝えしたことを参考に、ぜひ転職エージェントの利用を検討してみてくださいね。
転職の第一歩!転職エージェントに登録しよう
キャリアの海が厳選する転職エージェントについて、おさらいしておきましょう。
転職する目的は人によってさまざま。
自分の目的に合った転職エージェントを選んでくださいね。

監修者によるコメント
初めて転職する方にとっては、転職エージェントへの登録は敷居が高いと感じられるかもしれません。しかし転職はとても難しいものです。プロのアドバイスを得ることで、効率的に情報を得ることができます。また、転職はある程度手法を知っておくと、面接の経験を重ねることで、「自分らしさ」の出し方がわかってきます。そして、やはり面接のスケジュールから始まり、内定獲得後の給与面と入社時期の調整をしてくれることは非常に大きなメリットです。このメリットだけは直接応募や公共的なハローワーク利用などでは絶対に得られないメリットになります。ただ、そうしたテクニックやサービスがあっても、転職を最終的に成功に導くのは「きちんと自己分析できているか」ということになります。プロのサービスを利用し、効率的に時間を使い、自分自身の考えを深堀りさせることに、十分時間を取るようにしましょう。