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ハローワークの使い方は「転職エージェントとの併用」がベスト

転職ノウハウ 2020.01.13

ハローワークは、国が運営している職業紹介所(職業紹介などの雇用サービスを提供する機関)です。

無料で仕事を紹介してもらえるので、転職活動に使ってみようかな……と考えている方も多いのではないでしょうか。

転職活動に本気で取り組みたいあなたには、ハローワークだけを使うのではなく「転職エージェント」という民間サービスも併用するのがおすすめです。

この記事では、転職活動でのハローワークの使い方をご紹介するとともに、ハローワークと転職エージェントを併用するメリットを解説していきます。

監修者によるコメント

転職支援サービスは、運営機関によって特徴が異なります。

ハローワークのような公共機関だけで転職活動を行うのも一つの方法ですが、ハローワークにはない利点をもっている転職サイトや転職エージェントのサービスを併用するのもおすすめです。

複数のサービスを駆使しながら、自分の希望や戦略に沿って転職活動をすすめるのが、希望通りの転職を実現するための近道といえます。

ハローワークの使い方【転職活動編】

まずは、ハローワークを使って転職活動を進める方法を、順を追ってご紹介していきます。

①求職登録する(初回のみ)
②応募する求人を探す
③面接日程を決める
④面接を受ける
⑤合否連絡をもらって入社手続きをする

 

①求職登録する(初回のみ)

ハローワークを初めて使う場合には、「求職登録」という申し込みが必要になります。

いきなりハローワークに行って、窓口で「初めて利用するんですが」と伝えても良いのですが、登録するときに記入する内容がけっこう多くて大変です……。

そこで、事前に自宅のパソコンやスマホなどから仮登録をしておくことをおすすめします。

仮登録のページでは、あなたの氏名や住所のほかに、これまでの学歴・職歴、希望する職種や月収なども入力します。

仮登録が終わったら、14日以内に最寄りのハローワーク(全国544ヶ所)へ行って、本登録を済ませましょう。

事前に仮登録を済ませておけば、ここでは「仮登録番号」を記入するだけで登録完了となります。

ハローワークカード

求職登録を終えると「ハローワークカード」をもらえます。

このカードはハローワークの身分証のようなもの。求人に応募する際などに使いますので、なくさないようにしてください。

 

コラム:失業保険の手続きもハローワークで

前職で雇用保険に加入していた方で、失業保険(失業給付金)を受け取ることができる条件を満たしている方は、失業保険の手続きもハローワークで行うことができます。

以下の条件をすべて満たしている人は、失業給付金を受け取ることができます。

  • 働いた日数が11日以上の月が退職までの2年間で12ヶ月以上あり、その期間中雇用保険に加入していること
  • 現在、働く意志や能力があるにも関わらず、就職できない状態にあること

失業給付金の手続きを行う場合も、いったんハローワークの求職登録をする必要があるので、注意してください。

 

②応募する求人を探す

ハローワークカードをゲットしたら、さっそく興味のある求人を調べてみましょう

ハローワークの求人検索端末

ハローワークには、求人検索用のパソコンが置いてあります。ここに、職種・業種や希望条件を入力して検索します。

掲載されている求人は、自宅のパソコンやスマホからも「ハローワークインターネットサービス」にアクセスして検索することができるようになっています。

混雑しているときなどは、ハローワーク内のパソコンの利用時間が限られてしまうこともあるので、あらかじめどの求人に応募するか、スマホなどでアタリをつけておくと良いです。

ハローワークの求人票(一例)

求人票には、13ケタの番号が振られています。

気になる求人を見つけたら、この求人番号を控えておきましょう。後からハローワークなどでその求人を開きやすくなります。

求人は自分一人で探すこともできますし、相談員の方に相談しながら探すこともできます。

 

③面接日程を決める

応募する求人を決めたら、職員の方に応募のお願いをします。

職員が企業に電話で連絡をして、面接日程を調整してくれます

求人について知りたいことがあれば、この電話で代わりに聞いてもらうこともできます。

資格などの応募要件を満たしていない場合でも、気になる求人であれば一度相談してみましょう

企業に電話連絡した際、人事担当者と掛け合ってくれて、面接に進める場合もあります。

 

④面接を受ける

面接日程が決まったら、企業へ面接を受けに行きます

ハローワークが「紹介状」を発行してくれるので、それを忘れずに持っていきましょう。

また、紹介状以外にも他に面接時に持参する書類がある場合には、そちらも忘れないよう気を付けてください。

 

⑤合否連絡をもらって入社手続きをする

面接を受けた後は、合否に関わらずハローワークから面接結果の連絡が来ます。連絡の指示に従って入社手続きを進めましょう

失業保険を受け取っていた方は、そちらの手続きも忘れずに行いましょう。

 

ハローワークに関するよくある質問

ここでは、ハローワークを使っての転職活動でよくある質問と、その回答をお伝えしていきます。

 

ハローワークに地元企業の求人が多いのはなぜですか?

職業安定法」という法律の規定が関係しています

実際にハローワークを訪れてみると、ハローワークと同じ地域にある企業の求人がたくさん張り出されていると思いますが、これにはハローワークに関する法律が関係してきます。

ハローワークは国が設置する公共機関で、役割は「職業安定法」という法律に書いてあります。

その法律では、「ハローワークは、求職者に対して可能な限り今の場所から引っ越ししなくて済む求人を紹介するように努めること」と決められています。

つまり、ハローワークのある地域の求人を紹介することが原則となっているわけです。

もちろん、地方のハローワークから東京の求人を探して応募する……、ということもできるので、ご安心ください。

 

ハローワークで紹介される求人はブラックだと聞きますが、本当ですか?

無いとは言えません。相談員や「ハローワーク求人ホットライン」も活用しましょう

公的な機関であるハローワークでは「労働基準法違反にあたるような求人は、企業から受け付けない」という決まりがあります。

ただ、求人を受け付ける際に、その内容が正しいかどうかを全てチェックできるわけではないので、採用する気のない企業が出す求人を載せることもできてしまいます(「カラ求人」と呼ばれています)。

厚生労働省の取り組みもあって「カラ求人」の報告は年々減ってきていますが、その数がゼロになったわけではありません。

ですので、応募する求人がブラックではない、と言い切ることは難しいのが現状です。

ハローワークの求人に応募するときには、職員に次のようなことを聞いてみましょう。

相談員に確認すべきこと

  • この求人は長期間掲載されていますか?
    →社員がすぐ辞めてしまうために、求人を載せ続けている可能性がある
  • 採用された人の勤続年数
    →すぐ辞めてしまっている人があまりにも多い場合は、職場環境が良くないかもしれない

また、実際に面接を受けて内定したあと、ハローワークで見た求人票の条件と異なる条件で雇用契約を結ぶよう言われた場合には、最寄りのハローワークか「ハローワーク求人ホットライン」に通報しましょう。

●ハローワーク求人ホットライン
電話番号:03-6858-8609
受付時間:毎日8時30分~17時15分(年末年始を除く)

 

ハローワークでセミナーなどのイベントは開催されていますか?

就職支援セミナーや面接会などがあります。職業訓練の相談も可能です

それぞれのハローワークでは、企業研究や自己分析の方法、応募書類の書き方などを学ぶことができる無料の「就職支援セミナー」を随時開催しています。

また、ハローワークの管轄地域にある企業が数社集まって、合同で面接会を開くこともあります。

最寄りのハローワークのホームページをこまめにチェックしてみると良いでしょう。

また、ハローワークでは職業訓練(ハロートレーニング)の紹介と相談を行っています。

職業訓練は、パソコンの基本的な操作から表計算ソフトの使い方、Webサイトやアプリなどの開発、デザインなど、希望する職業に就くために必要なスキルを無料(またはテキスト代のみ)で学ぶことができる制度です。

「現在は離職中だが、スキルアップして未経験の職種にチャレンジしたい」という方は、受講を考えてみると良いでしょう。

厚生労働省 東京労働局の職業訓練(ハロートレーニング)ページ

 

平日の昼間は忙しくてハローワークに行けないのですが、どうすればよいですか?

平日に延長して開いている日があります。土曜日も開いている週があるので、そのタイミングを狙いましょう

ハローワークが開いている時間は、基本的に平日の8時30分~17時15分です。

ただ、この時間は仕事中だよ……という方も多いと思います。

ハローワークには、火曜・金曜に19時まで延長して営業している拠点や、土曜日に10時~17時まで開いている拠点などもあります。

自宅や現職の近くにあるハローワークで、こうした拠点がないかどうか探してみてください。

 

ハローワークだけじゃない!2大転職方法と比較

ここまで、ハローワークを使った転職活動の方法をご紹介してきました。

実を言うと、ハローワークだけを使って転職活動を行うとは限りません。

ハローワークは国の機関ですが、民間の転職支援会社が運営しているサービスにも便利な転職方法が用意されています。

なかでも、「転職サイト」「転職エージェント」は、転職者全体の約4人に一人が使っている、よく知られた転職支援サービスです。(出典:株式会社マイナビ 転職動向調査〈2018年〉)

そこで、この「転職サイト」「転職エージェント」とハローワークの違いを比較して、それぞれの転職支援サービスの特徴を解説していきます。

ハローワーク転職サイト転職エージェント
求人の主な探し方自分で検索する自分で検索するキャリアアドバイザーに紹介してもらう
求人数約110万件約数万件約30万件
掲載企業の傾向地元の中小企業が多い中小~大手企業中小~大手企業
企業に関する情報の多さ求人票の情報求人票の情報
画像情報
求人票の情報
画像情報
キャリアアドバイザーからの情報
転職サポート相談
求人紹介
書類添削
面接対策
セミナー
面接会
職業訓練紹介
転職活動に役立つ読み物コンテンツ相談
求人紹介
書類添削
面接対策
セミナー
費用無料

 

ハローワークと転職サイトの違い

転職サイトは、転職したいと考えている人のために、企業の求人情報をまとめて載せているWebサイトのことをいいます。

代表的な転職サイトにはリクナビNEXTやマイナビ転職などがあって、どれも無料で使うことができます。

ハローワークと転職サイトで大きく違うのは、

  • 求人数
  • 掲載企業の傾向
  • 転職サポート

の3点です。

求人数だけを比べると、数万件程度の転職サイトに対して約110万件もの求人を持っているハローワークのほうが有利です。

ハローワークには企業が無料で求人を出すことができるため、人材採用にコストをかけられない中小企業や地域密着型企業の求人が110万件の多くを占めています。

引っ越しをせずに地元で働きたい方は、ハローワークを使って転職活動をする方があっているでしょう。

一方の転職サイトは、求人を載せるのに最低でも数十万円程度かかることから、ある程度規模の大きな企業や大手企業の求人にも巡り合うことができます。

転職サイトのサービスはWeb上で使えるので、ハローワークのようにいちいち時間を作って拠点に出向く必要もなく、時間短縮に役立ちます。

ただし、ハローワークで受けられる書類添削や模擬面接などは受けられませんので、この点には注意が必要です。

 

ハローワークと転職エージェントの違い

転職エージェントは、転職したいと考えている人のために、その人にあった求人を紹介してくれる無料の転職支援サービスです。

ハローワークでいうところの相談員にあたる「キャリアアドバイザー」がついて、選考対策や相談などに乗ってくれます。

大手の転職エージェントには、リクルートエージェントdodaのエージェントサービスなどがあります。

ハローワークと転職エージェントとの大きな違いは、

  • 求人の主な探し方
  • 求人数
  • 企業に関する情報の多さ

の3つです。

ハローワークでは、求人は自分で検索することが基本となりますが、転職エージェントの場合は求人を紹介されるのがメインです。

キャリアアドバイザーと一度会って(または電話で)面談すると、その後はあなたの希望条件に合いそうな求人を転職エージェントが紹介してくれるようになります。

求人の数でみるとハローワークのほうが多いのですが、転職エージェントの求人にはある強みがあります。

それは「非公開求人」。

実際にキャリアアドバイザーから紹介を受けた人だけが応募できる求人で、エージェント会社によりますがすべての求人の約80%が非公開求人となっています。

非公開求人の中には、情報を公にすると応募が殺到してしまうような条件の良い求人もあるのが特徴です。

他にも、転職エージェントではハローワークのように書類添削や面接対策をしてもらえます。

社内の雰囲気や過去に選考を受けた人が面接で聞かれた質問など、ハローワークでは知ることができないような情報もキャリアアドバイザーが教えてくれるので、安心して転職活動を進められます。

 

本気で転職したいなら「転職エージェント」との併用がおすすめ

前章では、転職したい人の多くが使っている「転職サイト」と「転職エージェント」を、ハローワークと比較しながら簡単にご紹介してきました。

ここまで読み進めていただいたあなたは、きっと転職活動に本気で取り組みたいと思っているはずです。

そんな方には、転職エージェントをハローワークといっしょに使うことをおすすめしたいと思います。

ハローワークは、求人を自分から探しにいかなければなりません。

応募するにもハローワークの拠点へ出向くことが必要ですし、忙しいあなたには非効率なサービスです。

その点、求人を紹介してもらえる転職エージェントは、求人を探す手間から解放される効率的な仕組みといえます。

しかし、転職エージェントは民間企業が運営しており、あなたが転職先に入社するまでエージェントは儲からない仕組みになっています。

そのため、転職エージェントにどうしても商売っ気が出てしまう点は否定できません。

 

そこで、営利とは関係ないハローワークの転職支援も受けながら、転職エージェントでもあなたにマッチする求人を紹介してもらってチャンスを掴みにいくのが良いと思います。

最後に、「キャリアの海」おすすめの転職エージェントをご紹介します。ハローワーク通いの空いた時間に、サクッと登録を済ませておきましょう。

【おすすめNo.1】マイナビエージェント

マイナビエージェント

こんな人におすすめ!
・20代に最も信頼される転職エージェントにサポートを依頼したい人

マイナビエージェントは、登録者全体の約6割が25歳~35歳の若手社会人であり、20代が最も信頼する転職エージェントです。
求人数はリクルートエージェントほど多くはありません。
しかし、同世代から信頼される転職エージェントを使いたい人にとってはぜひ登録しておきたいですね。


【おすすめNo.2】リクルートエージェント

リクルートエージェント

こんな人におすすめ!
・業界トップの求人数から転職先を選びたい人

リクルートエージェントは、転職エージェントの最大手として知られています。
保有する求人数は約200,000件(2020年8月時点)で業界トップ。
たくさんの選択肢から求人を選びたい人は、まずこちらから登録するのがおすすめですよ。


【おすすめNo.3】dodaエージェントサービス

dodaエージェントサービス

こんな人におすすめ!
・便利なツールで、賢く転職活動を進めたい人

・スピード転職を狙いたい人

dodaエージェントサービスは、「年収査定」「レジュメビルダー」など、いくつもの便利なツールを展開している転職エージェントです。
便利なツールを駆使して、賢く転職活動を進めたい人や、スピード転職を実現したい人にはおすすめの転職エージェントです。(編集部メンバーも1ヶ月で転職に成功しました!)

  • 監修
  • 増田 和芳

プロフィール:
早稲田大学社会科学部卒業後、大手信販会社で営業と債権管理業務を経験。その後、株式会社日本マンパワーへ転職し、大手企業向けのキャリア開発研修やマネジメント研修などの企画営業に従事。営業マネジメントや社内研修制度設計担当などを経験後、営業コンサルティング会社へ転職。営業パーソン向けのスキルアップ研修やマネジメント研修等に約400回程度講師として登壇。また、多くの若手営業パーソンや営業マネージャーのキャリアに係る相談を受けてきた。現在は人材育成コンサルティング業を営む合同会社富士みらいクリエイション代表。

保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント
産業カウンセラー
21世紀職業財団ハラスメント防止コンサルタント

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