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転職準備が成功・失敗を決める!?準備期間にやるべきチェックリストも紹介

転職ノウハウ 2019.10.29

転職活動は、大きく「転職準備」「応募・選考」「内定・退職・入社」の3段階に分かれます。

このうち、転職の成功・失敗を大きく左右するのは、どの段階だと思いますか?
多くの方が選考対策を重視しますが、実は「転職準備」段階がとっても重要なんです。

なぜ転職準備段階が重要なのでしょうか?
また、満足いく転職活動をするためには、どのような準備をすればいいのでしょうか?
転職で失敗しないための、転職準備チェックリストもあわせて紹介します!

なおこの記事は、国家資格「キャリアコンサルタント」の資格を持ち、実務経験もある専門家に監修をしていただいています。

転職準備は転職成功・失敗を分ける 大事な時期

金色の天秤

満足のいく転職に成功した人と、失敗した人の違いはどこにあると思いますか?
その違い、実は「転職準備段階でやるべきことをしっかりやれているかどうか」にあるんです。

転職に関する情報サイトを運営する「転職会議」は、2016年に転職に関する意識調査を実施しました。
この調査から、転職に「成功した」と感じている人が実施し、転職に「失敗した」と感じている人が実施しなかった転職活動の項目で、最も差が出た上位5項目が明らかになりました。
それは、次の5項目です。

1.仕事でやりたいことの整理・再考
2.社風や人間関係に関する情報収集
3.キャリア開発に関する情報収集
4.待遇についての詳細確認(内定後)
5.業務内容についての詳細確認(内定後)

引用元:転職に成功した人はやっている!成功するためにやっておくべき5箇条とは – 転職会議レポート

このうち、上位1~3位は、すべて転職準備段階にやるべきこととなります。
「実行前の段取りで仕事の成果が決まる」という意味の、「段取り八分」という言葉がありますが、これは転職活動にも当てはまるんです。

転職準備でやることはこれ! 流れもあわせて解説

毛深い手とノート

転職で失敗しないためにも、転職準備がとっても重要なこと、おわかり頂けましたでしょうか?
では次に、転職準備段階でやることを、流れに従って確認していきましょう。

そもそも転職活動は、大きく3つのフェーズに分かれます。
そして、選考開始までの事前準備が、今回解説する「転職準備フェーズ」となります。

転職活動の3フェーズ

  • 転職準備(ゴール:選考エントリー)
  • 面接・選考(ゴール:内定獲得)
  • 退職手続き・入社準備(ゴール:転職先への入社)

次に、転職準備フェーズでやることを、もうちょっと細かく見ていきます。

転職準備フェーズは、以下の5段階に分かれます。

転職準備の5段階

  • 目的設定
  • 現状分析
  • 時期・期間の設定
  • 情報収集
  • 応募準備

これが、転職活動、および転職準備段階の全体像です。

ここからは、ひとつひとつ、具体的に何をやればいいのかを確認していきましょう。

転職準備でやること①「目的設定」:なぜ転職をするのか?

最初に行うべきは、転職の目的設定です。
目的設定では「なぜ転職をしたいのか」、その理由や転職することで得たいことを明文化します。

この目的設定、ついついおろそかにしてしまい、明文化しないまま漠然と転職活動を始めてしまう人が多いのですが、必ずやっておきましょう
なぜかというと、「転職の成功と失敗を大きく分けるから」です。

先ほど、転職成功者と失敗者で最も差が出た実施項目を紹介しました。
このうち1位は「仕事でやりたいことの整理・再考」で、3位は「キャリア開発に関する情報収集」でした。
これらは、あなたの転職の目的が明確でなければ行うことができません。

転職することで何がしたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかを定めず、むやみに転職しても、のちのち後悔することに繋がりかねないのです。

しっかり考えてみてくださいね。

転職準備でやること②「現状分析」:今の会社や自分を分析する

なぜ転職をするのか、目的は明確になりましたか? 目的設定の次は、現状分析を行います。具体的には、以下の2点です。

現状分析における2つのポイント

  • 今の会社の分析、調査
  • 自己分析

今の会社の分析、調査」では、今の会社の良いところ、不満などの洗い出しを行います。

ところで、「転職するために転職先候補の会社について調べるのはわかるけれど、なぜやめようとしている今の会社について調べなければならないの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その理由は、転職後に前の会社の良いところに気づき、「前の職場の方が良かった」と後悔する人が多いからです。
そうならないためにも、今の会社の良いところと不満を洗い出してみてください。
転職の目的と照らし合わせて、それでも転職したいかをもう一度考えてくださいね。

またこの段階で、あわせて自己分析を行うことをオススメします。
書類選考や面接時に必ず問われることになるからです。
自分のスキルやキャリアを棚卸しし、強みや弱みを整理しておきましょう。

自己分析の結果、スキルを伸ばしたり弱みを補ったりするために、転職を一旦諦めて、今の会社でもうちょっと頑張ってみるのも良い選択でしょう。

転職準備でやること③「時期・期間の決定」:転職タイミングから逆算する

転職は何月ぐらいのタイミングを目安にし、転職活動をいつから始めると良いのか?」転職時期や期間に関してお悩みの方も多いのではないでしょうか。
このお悩みにお答えしましょう。

実は、業界に応じて転職しやすい、「狙い目の月」があります。
そして、転職活動の期間は、「狙い目の月」から逆算して3ヶ月以内に収まるように実施すると良いです。

例えば狙い目の月が1月だとしたら、11月前後に転職活動をスタートすると、スムーズな転職活動ができます。

それはなぜか、解説していきますね。

転職活動は「内定まで3ヶ月以内」が8割

約8割の人が、転職活動を始めてから3ヶ月以内に内定を獲得しています。

2014年に実施されたエン・ジャパンの調査によると、

求職者の転職先が決まるまでの期間は、「1ヶ月半以内」が17%、「3ヶ月以内」が58%であり、合計すると75%の人が転職活動開始から3ヶ月以内に転職先を決めていることがわかりました。

引用元:「エン転職コンサルタント」 転職活動期間について発表 | エン・ジャパン(en-japan)

新卒時の就職活動は一般的に1年がかりで行われますが、それと比べると転職活動は短めなんです。

 

3か月という数字はどこから出てきたのでしょうか?

マイナビ転職の2017年の調査によると、転職での応募社数の平均は8.4社です。

引用元:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/naiteisha 「マイナビ転職 転職活動、何社応募した?」から

 

準備で1か月、採用試験が1社で1ヶ月、78社応募して、選考で2か月ほどかかるので、合計して3か月ほどかかっていると考えられます。

ここで注意してほしいのは、転職活動が長引くと、精神的な疲れやストレスから、良い意思決定ができなくなるリスクがあります。

 

「そんなに早く決めてしまって大丈夫なの?」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、転職活動が長引くと精神的な疲れやストレスから、良い意思決定ができなくなるリスクがあります。

具体的な失敗例を紹介します。
転職をはじめて3ヶ月ごろの方の声として、以下のようなものが挙げられました。

「5回も面接したけど、うまくいかず不安になって来た」(29歳男性)

「中々決まらない。もはや自分が何をしたいのかわからなくなってきた」(28歳男性)

「ピンとくるところはないけど、そろそろ内定もらった中で決めようかな」(29歳女性)

引用元:「みんなどうなの?」長引く転職に疲れる前に、最低限考えておきたい3つのこと | 20代の”はたらき”データベース『キャリアコンパス- by doda –

このように転職活動が長引くと、うまくいかず停滞感を感じたり、当初の目的を見失ったりしてしまいがちです。
そのため、「内定獲得は3ヶ月以内」と腹を決めて、短期決戦で転職活動を行うことをオススメします。

業界ごとに狙い目の転職月がある

求人倍率は年を通じて一定ではなく、季節変動があります。
例えば、近年はIT・通信業界では12月に倍率が高まり(つまり採用されにくく)、7月や10月などでは倍率が低くなる(つまり採用されやすい)傾向があります。

この傾向は業界によって異なりますので、皆さんが志望する業界の倍率をチェックし、どの月が狙い目かを考えておくことをオススメします。
業界ごとの求人倍率の推移や、狙い目の月については以下の記事で解説していますので、参考にしてみてくださいね。

転職に成功しやすいタイミングって何月? 業界ごとに求人倍率を比較した

以上のように、自分が希望する業界において転職しやすい月があります。
そこから逆算して3ヶ月以内に、本格的に転職活動をスタートさせると良いでしょう。

転職準備でやること④「情報収集」:会社やキャリアの調査

次のステップでは、自分の今後のキャリアや転職先候補となる企業、業界の動向などについて情報収集を行います。

この段階でのポイントは、闇雲に色々な情報を集めるのではなく、「転職の目的」が満たせそうかどうかで情報をフィルタリングすることです。
これにより目移りを防ぎ、限られた時間で効率的に転職準備をすすめることができます。

例えば、転職の目的が「余暇の時間を増やす」ことであれば、有給消化率が高く、残業が少ない会社に絞ってリストアップします。
「海外赴任経験を積む」ことであれば、ドメスティックなビジネスを営んでいる会社は除外視します。

転職の目的が明確でない人は、参考のためにネットサーフィンがてら色々な情報を集めても良いですが、当初の目的を見失わないように注意してくださいね。

転職準備でやること⑤「応募の準備」:基本となる応募書類などの準備

志望理由などの一部を除き、履歴書や職務経歴書は使いまわしがききます。
履歴書や職務経歴書のテンプレートを作成しておきましょう。

また、履歴書に貼る証明写真も多めに用意しておきましょう。
証明写真は写真館やフォトスタジオで撮影するほうが、クオリティ高い写真が撮影できるのでオススメです。

転職時の証明写真はスタジオで!履歴書の写真におすすめの写真館5選

転職準備チェックリスト

ピンクのペンとチェック

ここまで、転職準備の大まかな流れとやることを紹介してきました。
転職しようと思ったら何をすれば良いか、おわかり頂けましたでしょうか?

取りこぼしを防ぐために、こちらに転職準備に関するチェックリストを用意しました。
一つずつチェックしてみてくださいね。
以下の画面を印刷し、活用するのがオススメですよ。

【目的の設定】
□転職を考えたきっかけの整理
□転職目的の整理
□転職することで何を得たいのか?
□転職することでどんなキャリアを築きたいのか?

【現状分析】
□今の会社の分析・調査
□今の会社の良いところの洗い出し
□今の会社の不満は?
□退職に関する規定は?
□仕事の引き継ぎを行う上で、退職にどのくらいの期間が必要そうか?
□自己分析
□スキルの棚卸し(自分はどのようなスキルを持っているか?)
□キャリアの棚卸し(自分はどのようなキャリアを持っているか?)
□弱みの洗い出し
□転職の再考(スキルアップ、キャリアアップや、弱みを補うために今の会社でできることはないのか再検討する)

【時期・期間の設定】
□求人倍率の高い月、低い月の調査
□転職する月の決定
□いつから転職活動を始めるか?

【情報収集】
□業界の動向調査(業界自体の成長率、求人倍率、求める人材の傾向など)
□候補となる会社のリストアップ
□候補となる会社の調査(会社自体の成長率、事業内容、社風や人間関係など)
□候補となる会社の採用に関する動向調査(求める人材の傾向、募集時期など)
□キャリアに関する情報収集(会社のキャリアパス、ロールモデルなど)

【応募の準備】
□証明写真の撮影
□履歴書テンプレートの作成
□職務経歴書テンプレートの作成

このように、転職準備段階は結構やることがあります。
少しずつ着実にこなしていきましょう!

準備期間から転職エージェントに相談するのも○

握手と家

転職準備段階では、転職目的や自己分析など、自問自答することが多くあります。
しかし、一人だけで考えるのはオススメできません。
「自分は何をしたいのか?」「どんなキャリアを歩みたいのか?」などと考えすぎて、自分のことがわからなくなってしまい、ドツボにハマってしまうこともあるからです。

そんなときにオススメなのは、転職エージェントへの相談
実は転職の意思が固まっておらず、転職の目的が不明確な状態であっても、転職エージェントに相談することができるんです。
経験豊富なキャリアコンサルタントから客観的なアドバイスをもらうことで、充実した転職準備ができるはずですよ!

キャリアの海編集部は、以下の記事で厳選した転職エージェントを紹介しています。

ぜひ参考にしてくださいね。

20代が登録すべき転職エージェントはこれだ!【令和最新版】

おわりに

この記事では、転職準備の流れや、やるべきことをチェックリスト形式で紹介しました。
転職活動が長期になると段々と疲弊してしまいます。
チェックリストをテンポ良く消化していきましょう。
また、転職エージェントに相談し、客観的なアドバイスをもらいながらすすめていくと良いですよ!

監修者によるコメント

転職活動は準備期間だけで1ヵ月は掛かります。ただ、準備段階であまりにも理想を固めすぎると、実際に転職活動を始めた際に、求人情報はもちろん、応募先企業の実態といった「現実とのギャップ」に苦しむこともあります。ギャップを埋めるための妥協点を探り、修正していくことも必要であると心得ておきましょう。

  • 監修
  • 隈本 稔

プロフィール:
長崎大学大学院生産科学研究科を修了後、大日本印刷(株)と東レ(株)にて製品開発と生産技術職を経験。
現在はフリーのキャリアコンサルタントして、キャリア設計支援や求職者の就職・転職支援、エニアグラムコーチングを利用した各種セミナーを実施。 100名以上の転職支援経験があり、特に理系職種のキャリア支援に強い。

保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
性格応用心理士1級(エニアグラムコーチング)

運営メディア:
1. 職りんく:https://syokulink.com
2. 30代転職失敗防止法ドットコム:https://30代の転職失敗防止法.com/

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