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転職の志望動機はこう答える!面接の評価ポイントを紹介【例文も】

転職ノウハウ 2019.11.06

転職の面接で話す「志望動機」の答え方に迷っていませんか?

「給料が低いから」「残業時間を減らしたい」と、‟リアルな転職理由”はあるけれど、面接官には伝えられないし……と悩む人は多いです。

そこで今回は、転職エージェントで多くの転職者の「受かる志望動機」を見てきた筆者の経験をもとに、面接官から評価される志望動機の伝え方を徹底的に解説します!

記事のなかでは、志望動機の回答例とともにNGな答え方もお伝えしているので、志望動機に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

面接官が志望動機を聞く理由

考える女性とノートと机

面接官が志望動機を聞く理由は、主に以下の2つです。

それぞれ説明しますね。

理由①「本気度」を確認するため

面接官が志望動機を聞く理由は、「本気度を確認するため」です。

中途採用は、企業にとって「投資」です。
転職エージェントを利用している場合は、1人を採用すると「年収の30~35%」をエージェントに支払う必要があります。
例えば年収500万円で採用した場合、少なくとも150万円をエージェントに支払う必要があるんですね。

転職エージェントの成功報酬

そのため、採用した転職者がすぐに辞めてしまうと、企業にとっては大きな損失です。
そこで面接では、「辞めない人物か?本気で入社したいと思っているか?」を、志望動機を聞くことで判断します。
つまり、「本気度」を確認しているんですね。

また、「会社の方向性を正しく理解しているか」を確認するために志望動機を聞くこともあります。

理由②会社の方向性を正しく理解しているか確認するため

事業展開や攻めていく領域は、会社ごとに異なります。
そして、中途採用で採用する転職者には、会社の“推進力”としての役割が期待されています。
つまり、「会社のビジョンを実現すること」が転職者の使命といえるんですね。

もちろん、転職者が将来的に実現したいことや取り組みたい仕事もあるでしょう。
そのため、一番ハッピーなかたちが「企業の方向性と、転職者が歩みたい方向性が一致していること」です。

一方で、会社がAという方向に進もうとしているのに、転職者の志望動機を聞くと「Bという方向に進みたいのかな?」と面接官が思ってしまうと、採用は見送られます。
お互いに進みたい道が違うからです。

そのため、転職者は応募する会社や、所属することになる部署が取り組もうとしている事業について調べ、それに即した志望動機を伝える必要があります

志望動機の回答例を紹介!

口コミを持つ男女

内定をもらった会社で、実際に話していた志望動機を2つ紹介します。

1つ目は、私が転職エージェントでサポートしていた方の志望動機です。
2つ目は、私が未経験で営業職に転職したときに話していた志望動機を紹介します。

大手IT企業に経理職で入社した方の志望動機

まずは、税理士法人から大手IT企業の経理職に転職した方の志望動機です。

30代半ばの男性で、税理士として外から企業をサポートするのではなく、会社の中から事業に取り組みたいとの思いから転職活動をされていました。
結果として、国内大手IT企業から海外事業部の経理部課長として内定を獲得しています。

30代/男性/税理士→大手IT企業の経理職

御社を志望するのは、税務知識を海外事業の中で活かしていきたいと考えているためです。

現在、税理士法人でクライアントの海外展開をサポートしておりますが、グローバル化が急速に進むなかで、外部からのサポートだとどうしてもスピード感に欠けるため、クライアントの海外展開に十分貢献できていないのでは、と課題を感じております。

そこで事業会社のなかに入り、税務知識をリアルタイムに使って会社に貢献したいと考えるようになりました。

御社は、海外に積極的に進出しており、他社と比べ私の海外税務知識を活かす場面が多くあると感じており志望しております。

未経験で営業職に転職した私の志望動機

次は、私が未経験で人材紹介会社のキャリアアドバイザー(営業職)に転職したときに話していた志望動機です。

営業は未経験だったものの、国内大手人材紹介会社2社から内定をもらうことができました。ポイントは、志望動機に「課題感」を盛り込んだことです。「課題感」については、後ほど説明しますね。

筆者/未経験→人材紹介会社の営業職

御社を志望するのは、外部のプロ人材を会社に登用することで、その会社の成長の力になりたいと考えているからです。

現在、東証一部上場企業の財務部に所属しており、金融機関から転職されてきた財務部長の豊富な金融知識に驚く毎日を送っております。

会社の投資計画に多大な影響を与えている、会社のブレーンとしての部長の活躍は尊敬の一言です。

私の会社もそうですが、大手と呼ばれる会社ほど中途採用者が少なく、外部環境のスピードの変化についていけていないことが課題だと感じております。

そこで、外部のプロ人材を事業会社に登用する力になることで、会社の成長の力になりたいと考えるようになりました。

御社は、国内の大手企業をクライアントに多くもっていることもあり、大手企業の起爆剤となる人材の登用を御社で実現したいと考えております。

転職面接で「受かる」志望動機のポイント

女性とゲッツ

紹介した2つの志望動機を例に、「受かる」志望動機のポイントを4つお伝えします。

それぞれ、解説しますね。

正しい構成を守って志望動機を伝える

志望動機を話すときは、正しい構成を守ることが大切です。
以下の構成を意識して、志望動機を考えましょう。

志望動機を伝える際の構成

  • 1. 結論(志望する理由)
  • 2. 課題に感じていること
  • 3. 志望する会社の特徴

上記の構成で話す理由は、面接官が志望動機で聞きたいことがこの3つだからです。

面接官がまず聞きたいのが、「なぜ転職したいのか?」ということです。
そのため、結論から答えることが大切です。
例文でいうと、「税務知識を海外事業の中で活かしていきたい」「外部のプロ人材を会社に登用することで、その会社の成長の力になりたい」といった箇所ですね。

つぎに、「課題に感じていること」を伝えます。
面接官は、「転職を考えた動機」も気になっているからです。
このあと詳しく説明しますね。
最後に「なぜ他社ではなく、ウチなのか?」という面接官の疑問に答えるため、志望する会社の特徴を伝えることで「他社ではなく御社なんです!」という熱意を伝えます。

現職に「課題感」をもっていることを伝える

志望動機では、「現職に課題感をもっていること」を必ず伝えましょう。
なぜなら、「感じている課題は現職では解決できず、転職することで実現できること」が伝えられるからです。
つまり、転職の動機を強くアピールできるんですね。

経理職に転職した方の例でいうと、「税理士法人だとサポートのスピードが遅くなり、急激に変化するグローバル化に対応できない」といった課題を伝えています。
もし、「事業会社の経理職に魅力を感じています」とだけ伝えていたら、評価はされなかったでしょう。
「何が何でも転職したい!」という気持ちが伝わらないからです。

とくに未経験の仕事にチャレンジする人は、志望動機に「課題感」を盛り込むことは効果的です。
「スキルや仕事の知識を活かしたい」と伝えられない未経験者こそ、転職動機を強くアピールしないといけません。
そこで「現職に課題をもっていて、転職することしか解決できない」という構成で志望動機を伝えると、「転職したい!」という熱い気持ちを伝えることができます。

自分が活かせる能力をアピールする

志望動機では、「自分が活かせる能力をアピールすること」も大切です。
志望動機は、「やりたいこと」「憧れ」といったことを中心に話してしまいがちです。
しかし、中途採用では「即戦力人材」を求めています。
そのため、「自分が活かせるチカラを使って、○○をしていきたい」と話すことが大切になってくるんですね。

先ほどの例だと、「税務の知識を使って」としっかり伝えています。
また、未経験でキャリアアドバイザーに転職した私の場合だと「財務部に所属している」という点が、「活かせる能力」として評価されたと考えています。
なぜなら、実際にキャリアアドバイザーとして働くと、「経理・財務職」の転職者をサポートする部署に配属になったからです。

「○○がしたい」とだけ伝えても、志望動機としての説得力に欠けます。
一方で、「自分にはこんな力があり、その力を使いつつ、さらにステップアップしていきたい」と伝えると、説得力ある志望動機を作れるので、意識してみてください。

話す長さは2分以内

志望動機を伝えるときは、2分以内で話すようにしましょう。
2分以上話すと、「長いなぁ……」と面接官をウンザリさせてしまう可能性があります。

ちなみに、志望動機を考えるときは、約600字を目安に書いてみましょう。
1分で話すベストな文字数は「300字」といわれています。
タイムを計って、2分以内に話せるように練習するのもおすすめです。

志望動機のNGな伝え方

シーっとする男性

志望動機のNGな伝え方を2つ紹介します。

NGな伝え方を避けて志望動機を話すことで、マイナス評価を受けないように気をつけましょう。

現職の不満を伝えてしまう

現職の不満を志望動機で伝えるのはNGです。

転職を考えるキッカケとして、現職への不満は少なからずあるものです。
しかし、転職先の企業は、不満を解消する場所ではありません
そして、どこで働いても不満は出てくるものです。
そのため、「不満を解消したいから転職したい」というのは、そもそも説得力がないんですね。

「会社の業績が下がっているため」「子供が生まれて働き方を改善したくて」といった理由は、たしかに転職の動機になります。
しかし、転職先の企業には響きません。
なぜなら、企業が中途採用者に求めているのは、「即戦力として活躍してくれること」だからです。
厳しい言い方をすると、個人の事情は企業にとって関係ないことなんですね。

不満を解消するために転職すること自体は悪くありませんが、面接で伝えてしまうとマイナス評価を受けやすいので気をつけましょう。

また、受け身の姿勢を見せてしまうのも評価を下げる要因になるので、注意したいですね。

受け身の姿勢を見せてしまう

受け身の姿勢とは、「成長できる」「教えてもらえる」といった姿勢のことです。

繰り返しになりますが、企業が中途採用者に求めているのは、「即戦力として活躍してくれること」です。
つまり、企業の成長に積極的に貢献してくれる人を求めています。
そのため、受け身の姿勢を見せてしまうと、評価を下げてしまうんですね。

とくに、以下の2つを志望動機に盛り込むとマイナス評価を受けやすいです。

マイナス評価になる2つの志望動機

  • 成長環境
  • 福利厚生や研修の充実度

それぞれ、説明します。

「成長環境」は禁止ワード

初めて転職する20代の方で多いのが、「御社は成長できる環境だと思いました」と志望動機で話してしまうことです。
面接官からすると、「ウチは、ステップのひとつなのかな?」と不安を感じてしまいます。
そして「成長できたら転職してしまうのでは?」というリスクを感じ、採用されにくくなります。

ちなみに、企業はそもそも成長意欲がない人を採用したいと思いません。
「成長したい」というのは、転職者がもつべき最低条件です。
そのため、わざわざ志望動機で伝えることではないんですね。

福利厚生や研修の充実度は志望理由としてNG

志望動機で、「福利厚生に魅力を感じて」といったことを伝えるのも気をつけましょう。
「自分は受け身で仕事をします!」と面接官に伝えていることと同じです。

とくに気をつけるべきなのが、研修に関することです。
たとえば、英語力に不安をもっている人が海外事業部を志望する場合、「御社は社員に英語研修を義務付けているため、私も研修に積極的に参加し、さらに英語力を伸ばしていきたいと考えています」といったことを伝えてしまいがちです。

転職者に求められているのは、「知識や経験をアウトプットすること」です。
もちろん、仕事をするうえで勉強は大切ですが、転職者が期待されていることがアウトプットである以上、「研修に惹かれた」というのは「勉強させてもらえる」といった受け身の姿勢を示してしまうんですね。

福利厚生のことを伝えないのはもちろん、研修については思わず口に出してしまうことがあるので気をつけましょう。

志望動機でよくある疑問に答えます!

青銀のFAQ

私が転職エージェントでサポートしていた方から、以下のような質問を受けることが多くありました。

それぞれ、答えていきますね。

面接で志望動機を聞かれないときは?

面接のなかで、志望動機を聞かれないことがあります。
この場合、自分から志望動機を話す必要はありません。
質問されていないのに志望動機を話してしまうと、面接官によっては「空気が読めないなぁ……」と感じてしまうことがあります。

また、志望動機はマイナス評価を受けることを伝えてしまいがちです。
ボロを出すリスクを自分から負う必要はないので、志望動機を聞かれなかったら自分から伝える必要はないでしょう。

「会社を選ぶ軸」を質問されたら?

「志望動機はなんですか?」と質問されず、「会社を選ぶ軸はなんですか?」と質問されることもあります。
軸とは、会社選びで譲れないポイントのことです。

軸は、歩みたいキャリアから逆算して伝えるのがポイントです。
たとえば、以下のように答えましょう。

将来的に人材の適材適所に貢献できる人になりたいと考えています。

この目標を達成するには、さまざまなキャリアの人をサポートし、ノウハウを自分にためることが大切だと考えています。

そのため、特定の層のサポートではなく、年代・役職問わずさまざまな転職者のサポートができる会社を志望しています。

この例の場合、「特定の層のサポートではなく、年代・役職問わずさまざまな転職者のサポートをすること」が会社選びの軸です。
具体的には、以下の構成で伝えます。

「会社選びの軸」伝え方

  • 1. キャリアのゴール
  • 2. そのゴールを達成するために必要だと考えていること
  • 3. 「2」ができる仕事に就くこと(=軸)

面接官が軸を聞くのは、転職の想いの強さを知るためです。
そのため、軸を聞かれたら「将来的にこうなりたい!」という熱い気持ちを真っ先に答えることが大切です。
そして、その目標を叶えられる環境に身を置くことを希望していることを伝えると、「キャリアのことをしっかり考えて会社選びをしているな」と面接官から評価されます。

転職の志望動機は面接の結果を左右する!

企業は、長く貢献してくれる人を求めています。
そして志望動機を聞くことで、長く働いてくれるか、つまり会社への強い志望動機があるかを判断しています。
また、人気の求人には多くの転職希望者が集まりますが、スキルや経験で優劣がつかないときに、企業が転職者を選別するポイントが「志望度の高さ」です。

この記事を参考に、転職の志望動機をしっかり準備してみてください。
そして、志望度を強くアピールすることで、憧れの企業への入社をグッと引き寄せましょう!

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