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【20代の転職】資格って有利?アピールにつながるおすすめ資格とは

転職ノウハウ 2019.11.26

転職で資格があると有利なのは、間違いありません。

しかし、アピールする点を押さえないと、ただの資格マニアだと面接官に思われてしまうリスクも。
そこで今回は、転職を有利に働く理由と、20代におすすめの資格を紹介します。

資格を取るときの注意点もお伝えしていますので、資格取得を考えている方は参考にしてみてください!


なおこの記事は、国家資格「キャリアコンサルタント」の資格を持ち、実務経験もある専門家に監修をしていただいています。

20代の転職で資格が有利に働く3つの理由

STUDYの文字

20代の転職で、資格が有利に働く理由は以下の3つです。

それぞれ説明しますね!

理由①資格取得が熱意のアピールになる

資格取得は、面接官に熱意を伝えるのにぴったりです。

20代は仕事経験が少ないので、スキルだけでアピールするには限界があります。

そこで、資格の出番。
希望する仕事に関係のある資格を取れば、アピールにつながるんですね。

たとえば簿記2級を取った人は、「より高度な経理知識を得たいと思い、簿記2級を取得しました」と面接官に伝えれば、資格を持っていない人より熱意を評価されます。

【補足】未経験のSE転職の場合は「ITパスポート」を取ろう!

この記事を読む人の中には、未経験でSEに転職したい人もいるのではないでしょうか?

20代であれば、未経験でもSE(システム・エンジニア)の転職は可能です。
しかし、全くの未経験だと採用されにくいのも事実。
そこで、ITパスポートを取りましょう!

ITパスポートは、情報処理に関する国家資格です。
資格の勉強をする中で、ITの基本知識を学ぶことができます。

正直なところ、ITパスポート取得で勉強する内容は基礎中の基礎であり、合格率も50%前後と高いため、SEとして働くうえで役に立つ資格でありません。
しかしその熱意は伝えられます。
未経験ですが、少しでも業務に追いつくために自主的に勉強しています」という前向きな姿勢を示せるからですね。

参考: 【ITパスポート試験】 情報処理推進機構-IPA

理由②資格取得に向けた集中力・計画性が評価される

資格を取ると、集中力や計画性も評価されます。

とくに難関資格になれば、1年以上勉強することは当たり前。
そのなかで、合格に向けて集中して勉強したことは十分評価されることです。

また、資格取得には計画を立てることが最も重要といっても過言ではありません。
資格を取れば、計画性があることもアピールできるんですね。

資格を取ることは、知識があることだけでなく、資格取得までの道のりもアピールできることは押さえておきましょう!

理由③面接の話のきっかけになる

資格は、面接の話のきっかけになることもあります。

私は、28歳のときに中小企業診断士(経営コンサルタントの国家資格)の1次試験に合格しました。
そして、転職の面接では資格について質問されることが多かったです。

実際の面接では、このように受け答えをしました。

面接官

どうして中小企業診断士を取ろうと思ったの?

ビジネスの全体像を把握して仕事をすることが大切だと考えたからです!

面接官

なるほど!ビジネスに関心があるんですね。

このように、仕事にまじめに取り組みたいという姿勢を面接官に伝えられたんですね。

資格を持っていると、面接官が自分に興味を持ってくれるきっかけになることがあります。
仕事に対する意欲も伝えられるので、資格を持っていることは有利といえるでしょう。

20代の転職で有利になるおすすめ資格

勉強するデスク

では、20代の転職で有利になる資格を、事務職営業職に分けて紹介します!

20代の転職で最も多い職種がこの2つの職種で、また20代なら未経験でもチャレンジしやすい職種でもあります。

事務職で有利になる資格2選

  • 簿記
  • MOS

営業職で有利になる資格2選

  • 中小企業診断士
  • ファイナンシャル・プランナー

事務職で有利になる資格2選

事務職で有利になる資格は、簿記MOSです。それぞれ説明しますね!

事務職で有利になる資格①簿記

簿記は、経理はもちろん、人事や総務といった事務職の転職でも有利です。

簿記を学ぶことで、会社の財務諸表を読む力がつきます。
そして事務職は、会社の経営層と近い位置で仕事をします。
つまり、経営の数字について理解を深めることは、事務職の社員として必要なことなんですね。

そのため、簿記を持っていると事務職としてのスキルを満たしていることを証明できます。
しかし簿記3級は基礎中の基礎のため、アピールになりません。
最低でも簿記2級、簿記1級は合格率が10%を切るほど難易度が高いですが、持っているとかなりアピールになりますね。

ちなみに私は簿記2級をもっていますが、過去問だけを2ヵ月やり込むことで1発合格できました。
簿記2級は短時間で取得できるコスパがいい資格なので、おすすめです!

参考:簿記検定

事務職で有利になる資格②MOS

事務職の転職を考えている人は、MOSの取得も考えましょう。

MOSとは、マイクロソフト製品のWordやExcelが使えることを証明できるパソコン資格。
事務処理能力をアピールできます。

その中でもおすすめは上級(エキスパートレベル)です。
上級を取れば、Wordだと「差し込み印刷の実行」、Excelでは「ピボットテーブル」などが使えることをアピールできます。

MOS公式サイトによると、上級の受験者で最も多いのが20代です。
受験者数が多いということは、それだけ評価される年代ともいえます。

事務職の転職を考えている20代にとっては、必須の資格といえるかもしれませんね。

参考:MOS公式サイト

営業職で有利になる資格2選

営業職で有利になる資格は、中小企業診断士ファイナンシャル・プランナーです。
それぞれ説明しますね!

営業職で有利になる資格①中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格です。

取得すると、基礎的な経営分析ができるようになります。

営業の仕事は、突き詰めるとクライアントの課題を解決すること。
そして課題解決には、会社の状況を客観的に分析することが欠かせません。
そこで役に立つのが中小企業診断士です。

中小企業診断士は1次試験と2次試験に分かれています。
1次試験は選択式で、「財務」や「法務」をはじめとした7科目すべての合格が必須。
2次試験は筆記で、経営課題にアドバイスすることが求められます。

わたしは1次試験を1発合格しましたが、1年間で1,100時間以上勉強しました……。

でも20代で中小企業診断士を持っていると、営業として非常に役に立つだけでなく、転職でもかなり有利になりますよ!

中小企業診断協会によると、2次試験まで一発合格する人は受験者の約4%

難関資格であることは間違いありませんね。

参考:一般社団法人 中小企業診断協会

営業職で有利になる資格②ファイナンシャル・プランナー(FP)

FPは、お金やライフプランの専門知識が身につく資格。

年金や保険、資産運用、税制、住宅ローン、相続といったことを幅広く学ぶことができます。
金融機関で個人営業をしたい人や、不動産業界やハウスメーカーへ転職をしたい人は取っておいて損はない資格です。

FPを初めて勉強する人は、FP技能士2級の合格を目標にしましょう。
仕事に活かせるスキルとして、転職市場で評価される傾向にあります。

また、時間に余裕があれば「CFP」を目指しても良いですね。
CFPは、FP技能士の上位資格として位置づけられる資格です。
より高度なお金の知識を手に入れることができます。
もちろん、転職でも高く評価されますよ!

参考:日本FP協会

取得すると転職でかなり有利な資格3選

ここからは、私が転職エージェントで働くなかで「この資格はかなり有利!」と思った資格を紹介します。

それは以下の3つです。

転職でかなり有利に働く資格3選

  • 公認会計士
  • 税理士
  • 社会保険労務士

どれも、合格率が10%前後の超難関資格と呼ばれていて、取得するのは難しいものばかりです。
しかし、取得すれば転職で有利になることは間違いなしです。
それぞれどういった資格か説明しますね。

有利な資格①公認会計士

公認会計士は、会社の財務諸表監査が主な役割。
また経営コンサルタントや、税務の専門家としての一面もあります。

専門学校で3年近く勉強が必要といわれる資格のため、取得までかなり時間がかかります。
企業の数字をチェックする責任ある仕事のため、試験問題もかなり高度。
取るまでにかなり覚悟が必要な資格です。

一方で公認会計士は、企業から引く手あまたの存在です。
とくに急成長しているベンチャー企業は、かなりの高給で公認会計士を募集していることがあります。
会社が大きくなるにつれて、財務諸表やお金の管理を厳密にする必要があるからですね。

ちなみに私が転職サポートしていた30代前半の公認会計士の方は、年収1,000万円でベンチャー企業に転職しました。

公認会計士は、たしかに超難関資格です。
しかし、しっかり時間をかければ合格が見えてくる資格でもあります。

20代で独身だったり、会社を定時で上がれて時間が使えたりする人は、挑戦してみてはいかがでしょうか?

参考:日本公認会計士協会

有利な資格②税理士

税理士は、個人や法人の確定申告などを代理で行うことが主な仕事。

税務コンサルタントとして独立する人も少なくありません。

試験は、11科目から5科目を選択して受験します。
1回の試験ですべての科目を合格する必要はありませんが、日本税理士会連合会によると1科目の合格率は10~20%
かなり難易度が高い資格ですよね。

一方で公認会計士と同じく、税理士も引く手あまた。
特に海外税務に詳しい税理士の需要が非常に高いです。
海外展開を進めている大企業が、税務の専門知識をもった社員を求めているからですね。

私が転職サポートしていた20代の税理士の方は、900万円近い給与を大企業から提示されていました。

ビジネスが複雑化するなかで、税務の重要性はかなり高まっています。
かなり難しい資格であることは間違いないですが、取得すると非常にメリットがある資格です。

参考:日本税理士会連合会

修理な資格③社会保険労務士

社会保険労務士(社労士)は、人事労務管理や年金といった社会保険分野のエキスパート。

労働・社会保険に関する手続や、就業規則などの作成は社労士の独占業務です。

勉強時間は1,000時間必要といわれ、法律の細かい知識を覚えることも求められます。

難関資格のひとつですが、とくに人事職で転職したい人は取っておいて損はない資格です。
大企業の人事職の募集では、社労士資格が必須のところも珍しくありません。

1,000時間勉強しても確実に受かる資格ではありませんが、この先人事のエキスパートを目指している人は社労士取得を前向きに考えてみましょう。

参考:社会保険労務士試験オフィシャルサイト

資格取得を考えるときに注意したい3つのこと

勉強する女性とデスク

20代の人は、資格を取ると転職で有利だとお伝えしてきました。
しかし、資格取得において気をつけたほうがいいこともあります。

それは以下の3つです。

それぞれ、注意点を説明します。

注意点①志望している職種と関連した資格か確認する

資格の勉強を始めるときは、転職先で希望する仕事とマッチしている資格か必ず確認しましょう。

たとえば、社労士の資格を取ったことを、営業として働きたい人がアピールしても、あまり有利ではないでしょう。
「経理で働きたいのかな?」と面接官に思われてしまう可能性もあります。

難関資格であっても、希望する仕事に使える資格でないと意味はありません。
転職先でおこなう仕事と関連しているか意識して資格を選びましょう。

注意点②資格より実務経験のほうが大切なことを理解する

資格は、知識をもっていることのアピールに過ぎません。
そのため、資格を取ったことを必要以上に転職でアピールすることは避けましょう。

中途採用では、転職者が「即戦力」として見られます。
つまり、最も大切なのは実務経験。

資格でアピールできる知識は、あくまで補助的な役割だということは忘れないようにしましょう。

注意点③資格勉強はポイントを押さえて効率的に

資格を取ろうと決めたら、効率的に勉強することを考えましょう。

仕事やプライベートで忙しいなか資格勉強するのは、大変なこと。
そこで、いかに効率的に勉強できるかが大切な意味をもってきます。

具体的には、以下の2つを意識しましょう。

  • 朝に1時間の勉強時間を確保する
  • 過去問は「できないとき」こそ取り組む

それぞれ、解説します。

朝に1時間の勉強時間を確保する

資格勉強をするときは、出勤前の朝の1時間を確保しましょう。

夜に勉強しようとすると、会食や急な残業が入って勉強できないことがあります。
一方で、朝は邪魔されにくい時間帯です。

私は中小企業診断士を勉強しているとき、朝の1時間で計算問題をひたすら解いていました。
朝は頭が疲れていないので、計算問題がはかどります。

資格を勉強しようとしても、「勉強時間が取れないかもしれない」と悩み、踏み出せない人もいるかもしれません。
しかし、いつもより頑張って1時間朝早く起きるだけで、1か月で20時間近い勉強時間を確保できますよ。

過去問は「できないとき」こそ取り組む

過去問は早めに取り組みましょう。
ポイントは、「できないとき」に取り組むことです。

「できないとき」とは、テキストに目を通したけど、理解は進んでいない状態のときのこと。

過去問を解いても、最初は解けません。
しかし、それで大丈夫です。

こういう問題が出るんだ」「これは受験生みんな正解している問題なんだ」ということが見えてくるからです。
つまり、過去問で問われているところを重点的に勉強すれば、効率の良い勉強ができるんですね。

過去問を勉強の総仕上げ、として最後まで解かない人がいますが、それはNGです。

過去問を早めに解くことで、この先何を勉強すれば良いかわかるようになります。

「教育訓練給付」を使って取得費用の軽減を

難関資格を取るために学校に通おうと思っている人は、教育訓練給付を申請してみましょう。

この制度は、受講費等の20%に相当する額が返ってくるものです。

学校に通いたいけどお金が……と悩む人は少ないでしょう。
しかし、教育訓練給付を申請すれば、金銭面の負担が軽くなります。
使って損はない制度なので、ぜひ使ってみましょう!

また、教育訓練給付は取得要件が少し複雑だったり、資格学校によっては使えないところもあります。

資格勉強前に、自分が取得対象者か、通いたい資格学校の授業が教育訓練給付対象かを必ずチェックするようにしてください。

参考:ハローワーク-教育訓練給付制度

ワンポイントアドバイス!

お金が必要な場合、「専門実践教育訓練給付」もおすすめです。
教育訓練経費の50%(年間上限40万円)がもらえます。
さらに、1年以内に資格に合格して、雇用保険の被保険者となる就職をした、または就職をしている場合は、追加で20%が給付されます。

「教育訓練給付」とは要件が少し異なりますが、要件を満たせばそれ以上のお金がもらえますよ。

参考:Q&A~専門実践教育訓練給付金~

20代の転職こそ資格をアピールしよう!

20代は、まだまだスキルに乏しい時期です。
そのため企業も、「即戦力」としてではなく、ポテンシャルや仕事への熱意を評価して採用することがあります。

そして、熱意を示すために使えるのが資格です。

「貴社の力に少しでもなれるようにと、関連資格の取得をしてきました」と伝えられると、面接の評価は高まるでしょう。
一方で、あまりにも簡単な資格だったり、希望する仕事に使えない資格をアピールしても効果は薄いので注意が必要です!

また、資格をもっていても、それを面接で効果的にアピールできないと宝の持ち腐れです。
面接の対策につきましては、こちらからぜひ参考にしてくださいね。

監修者によるコメント

中途採用試験においては、相手に「伝える力」が非常に重要です。

資格は話題になりやすい項目なので、「その資格を取得した自分にとっての意味」や「転職先でどう役立つのか?」を伝えて、あなたという人間を理解してもらうようにアピールしましょう。

  • 監修
  • 隈本 稔

プロフィール:
長崎大学大学院生産科学研究科を修了後、大日本印刷(株)と東レ(株)にて製品開発と生産技術職を経験。
現在はフリーのキャリアコンサルタントして、キャリア設計支援や求職者の就職・転職支援、エニアグラムコーチングを利用した各種セミナーを実施。 100名以上の転職支援経験があり、特に理系職種のキャリア支援に強い。

保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
性格応用心理士1級(エニアグラムコーチング)

運営メディア:
1. 職りんく:https://syokulink.com
2. 30代転職失敗防止法ドットコム:https://30代の転職失敗防止法.com/

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