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転職がうまくいかない20代のあなたが今日から意識すべき5つのこと

転職ノウハウ 2019.09.26

転職がうまくいかない20代向けに、今日から意識すべき5つのポイントを紹介します。どのポイントも、決して難しいことではありませんが、このポイントを意識しないために、転職がうまくいかずに悩む20代は少なくありません。

今回は、転職エージェントで転職者を支援してきた私の経験をもとに、転職を順調に進めるために意識すべきことを詳しく解説します。後半では、転職がうまくいかないときの心構えもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

なおこの記事は、国家資格「キャリアコンサルタント」の資格を持ち、実務経験もある専門家に監修をしていただいています。

転職がうまくいかない20代が意識すべき5つのこと

転職がうまくいかない20代が意識すべきことは、以下の5つです。

  • 「転職すべき」という風潮に流されていないか振り返る
  • 「新卒で入れなかったリベンジ」になっていないか確認
  • 就活の延長戦で転職活動をしない
  • 現職で転職のアピール材料をつくる
  • 転職エージェントに登録する

ポイントは、「情報に振り回されないこと」です。20代は初めて転職する人が多く、情報がないため、世のなかの「常識」を過信してしまうことがあります。しかし、情報に振り回されると何を信じればよいかわからず、路頭に迷う人は少なくありません。

まずは、「転職」について正しく捉え直すことから始めましょう。

「転職すべき」という風潮に流されていないか振り返る

転職がうまくいかないときに真っ先に考えたいのが、「転職すべき」という風潮に流されていないかを振り返ることです。本来は転職しなくてもよいのに、「転職が当たり前になってきている」という情報を受け、深く考えないまま転職する人は少なくありません。

私が転職サポートしていた20代のなかには、「正直、転職しなくていいのでは?」と思う人も一定数いました。彼らは、現職にこれといった不満もなく、「仲の良い友人が転職するから」といった理由で転職活動をおこなっていました。

しかし、「なんとなく」で始めた転職活動は往々にしてうまくいきません。なぜなら、転職の準備段階で本気になれないので、真剣に転職活動をしているライバルに負けてしまうからです。

もし、まわりに勧められて転職活動を始めた場合は、「そもそも転職したいのか」を冷静になって考えてみましょう。もちろん、転職することで新たな経験を積めたり、給料が上がったりする可能性はあります。しかし、転職先を慎重に決めないまま転職して、「転職しなきゃよかった……」と後悔する20代が後を絶たないことも事実です。

転職がうまくいかないときは、現職に留まって将来転職をすることも視野にいれましょう。現職でスキルやマネジメント経験をしっかり積んだ人は、「価値ある人材」として転職市場で評価される傾向もあります。

「転職ブーム」という言葉に惑わされず、自分のキャリアをしっかり見つめ直すことが必要といえるでしょう。

「新卒で入れなかったリベンジ」になっていないか確認

「就活に失敗した」と考えている20代のなかには、”リベンジ”で転職活動をする人がいます。つまり、行きたかった企業への入社を目指して、転職というかたちで再度挑戦するのです。しかし、”リベンジ”の転職活動は、なかなかうまくいきません。

なぜなら、憧れが強いため、「会社に入りたい理由」を必要以上に面接で伝えてしまうからです。しかし、中途採用の面接は、「自分のスキルや経験が活かせること」をアピールするほうが大切です。

企業が転職者に期待しているのは、「即戦力として活躍できる人物か」ということだけ、といっても過言ではありません。つまり「志望理由」よりも、「スキルや経験」を求めています。新卒で入れなかった企業を目指す人は、「企業が求めるのはどんな人か?」といった”企業目線”をもって面接に臨むようにしましょう。

また、就活の“リベンジ”で転職活動をする人は、大企業や、名の知れた有名企業ばかりを受ける傾向もあります。

大企業や有名企業だけにこだわらない

転職で大企業に再チャレンジして、落ちてしまった場合、「自分はやっぱダメなんだ……」と落ち込む20代の姿も多く見てきました。

しかし、「応募者が殺到する」「スキル要件が高い」ことから、大企業や有名企業は受からないのが”当たり前”です。転職でうまくいく人は、大企業に落ちることは想定済みで、中堅企業への応募も欠かさず行っています。

そもそも大企業は、求人が非常に少ないです。社内に人材が確保できているので、中途採用をする必要がないからです。私は、東証一部上場の映画会社に勤務していましたが、離職率は5%未満で、中途入社者は珍しい存在でした。

また、大企業が中途入社者を募集するときのスキル要件は、非常に高い傾向にあります。たとえば、「M&Aを進められる財務のスペシャリスト」など、社内のスキルでは足りない場合の「ピンチヒッター」としての募集がほとんどです。

もし大企業にこだわりが強い場合は、専門スキルを高めたり、ビジネスレベルまで英語力を上げたりするなど、しっかりとした準備が必要です。20代のうちに入社できないかもしれませんが、準備すればするだけ、大企業に入社できる確率は高めることができます。

就活の延長線で転職活動をしない

20代の転職支援をするなかで、就活の延長線で転職活動をする人が多いことを感じていました。就活と同じ対策をしても、転職はうまくいきません。なぜなら、企業が求めるポイントが異なるからです。

企業が就活生に求めるのは、「ポテンシャル」です。つまり、入社後2~3年でしっかり力をためて、ゆくゆくは企業に貢献してくれそうな学生を採用します。一方で、企業が転職者に求めるのは、「ピンポイントのスキル」です。つまり、入社したその日から企業に貢献してくれそうな人を採用します。

20代は、つい最近まで就活をしていたため、どうしても「就活のアタマ」から抜けきれません。しかし、ギアをチェンジして「転職者」として選考に向き合えれば、ほかの20代から一歩抜け出ることができます。

抜け出す方法は、以下の2つです。

  • 「志望動機」より「自己PR」に力を入れる
  • 「未経験職種」は、求められる能力を必ず把握する

それぞれ説明します。

「志望動機」より「自己PR」に力を入れる

「就活のアタマ」から抜け出るためには、「志望動機」より「自己PR」の準備に力をいれることが大切です。

企業は、転職者に「ピンポイントのスキルと経験」を求めています。もちろん、「すぐに辞めないか?」という確認で志望動機も訊きますが、即戦力になるかという点は最も重視しています。

就活で、志望動機を考えることに悩んだ人は少なくないと思います。しかし転職では、志望動機はそこそこに、「どんなスキルを持っているか」「そのスキルや経験をどう活かせるか」といった自己PRを伝えることに注力しましょう。

「未経験職種」は、求められる能力を必ず把握する

20代のなかには、未経験の仕事に就くために転職を考える人も多いでしょう。私も、未経験職種に転職したひとりです。人材紹介会社の営業職への転職に成功しましたが、転職に成功したポイントは「求められる能力」を調べたことです。

「求められる能力」とは、営業であれば、「交渉能力」や「プレゼン能力」といったことです。私は、一歩進んで、人材紹介会社の営業職に求められる能力を考えました。調べると、「企業の採用課題を整理する力」が人材紹介の営業には大切なことがわかったので、現職で「課題を整理した経験」を面接で意識的にアピールするようにしました。

未経験職にチャレンジする場合は、業務経験がないので、スキルをアピールできません。しかし、面接官に適性を感じてもらえれば、未経験でも採用される確率を高められます。

未経験職種への転職がうまくいっていない人は、まずは職種に求められる能力を把握し、その能力をアピールできる経験を用意しておきましょう。

現職で転職のアピール材料をつくる

転職がうまくいかない20代が直面する課題が、「スキルが足りない」ということです。

私は20代の転職者もサポートしていましたが、彼らが面接した企業の方から、「人柄もよくて、コミュニケーション能力も抜群なんだけど、スキルが少し足りないんですよね」と言われたことは、1度や2度ではありません。

そこで、スキルが足りない場合でも、企業からの評価を上げるために大切なのが、現職でアピール材料をつくることです。

たとえば、「業務改善」や「後輩育成」といった経験を積むことは、立派なアピール材料になります。「スキルは足りないけど意欲はありそうだな」と考えて、内定を出す企業も少なくありません

専門的なスキルをすぐに向上させることは難しいです。一方で、「業務改善」といったことは、意欲さえあればすぐにでも取り組めます。とくに、20代で転職を考えている人のアピール材料としておすすめなのが、PDCAサイクルを回す経験を積むことです。

PDCAサイクルを回した経験は20代の転職では欠かせない

PDCAとは、以下の順番で業務設計をすることです。

P:計画(Plan)
D:実行(Do)
C:評価(Check)
A:改善(Action)

PDCAを回した経験が20代の転職者に必要な理由は、「自主性」をアピールできるからです。20代といっても、企業からは「即戦力」としてみられます。そのため、新入社員のようにイチから業務は教えられません。そこで大切になるのが、自分から行動できる力です。

私は20代で2回転職しましたが、これまで受けた20社ほどの面接では、必ずといっていいほど「自分で何か改善した経験」を質問されました。

まずは、自分の業務で効率化できることがないか探しましょう。そして、改善を繰り返し、効果が認められたら、「自主性」をアピールできるエピソードのできあがりです。

「スキルが足りないこと」に目を向けるのではなく、「どうやったらアピール材料をつれるか?」を自分の経験から見つけ出しましょう。

転職エージェントに登録する

転職がうまくいっていないときの強い味方になるのが、転職エージェントです。転職未経験の場合は、転職ノウハウが不足していますし、20代の場合は、転職相談できる友人もなかなかいません。

そこで、転職エージェントの出番です。「転職のプロ」から無料で転職のサポートが受けられ、転職についてイチから教えてくれるので、転職がうまくいっていない20代こそ使うべきサービスといえます。転職エージェントを利用すべき理由は以下です。

自分のキャリアについて客観的なアドバイスをもらえる

転職エージェントを使うと、自分のキャリアについて客観的なアドバイスがもらえます。

ひとりで転職していると、「正しい道を歩んでいるのかな?」と、どうしても不安になってしまいます。また、転職活動をするうえで「どの会社に入れば自分のキャリアにとってベストか」を考えることは欠かせませんが、自分ひとりでキャリアを描くことは難しいものです。

そこで、転職エージェントの担当者に相談してください。転職市場に精通した第三者からアドバイスをもらえると、安心できるものです。そして多くの転職者をみてきた担当者であれば、客観的な視点から、キャリアのアドバイスをしてくれることでしょう。

「キャリアの海編集部」が厳選した転職エージェントは以下の記事でご紹介しています。

 

20代が登録すべき転職エージェントはこれだ!【令和最新版】

転職がうまくいかないときの心構え3つ

転職がうまくいかないときは、どうしても気分が落ち込んでしまいます。「次の面接もうまくいかないかだろうな……」と心のどこかで考えてしまい、面接の準備に力が入らないこともあるでしょう。

そこで、うまくいかないときの心構えを3つお伝えします。ポイントは、「転職活動をしているから手に入るメリット」に目を向けることです。

何かを変えたいと思って行動した自分を認める

転職がうまくいかず落ち込んでいるときは、「何かを変えたいと思って行動した自分」を認めてあげてください。

転職したい、と考える人はたくさんいます。しかし「いまは忙しいから」と、結局は転職活動をしない人がほとんどです、

一方であなたは、「転職活動を経験した」という確かな実績があります。もし今後、「転職しない」という道を選んだとしても、転職の流れを知ることができたのはメリットです。次に転職を考えたときに、はじめて転職する人よりも効率的に転職を進められるからです。

「何かを変えたい」と行動したからこそ手に入れられたものに、目を向けましょう。これは、どの転職本にも、転職サイトにも書いていない、あなただけの”財産”です。

社外の第三者から評価されることは貴重だと考える

書類選考や面接で落ちてしまうと、自分が否定された気持ちになります。しかし、社外の第三者から評価される経験は、実は貴重なことです。

私は25歳のときに、コンサルティング会社の入社を目指した転職で失敗したことがあります。内定がもらえず現職に留まることになり、当時はかなり落ち込みました。

しかし、大きな収穫もありました。「キミの経験には行動力が足りない」と面接官から指摘されたことです。現職では「行動力がある」と評価されていたため、ちょっとした衝撃でしたが、もっと仕事を頑張ろうと思ったきっかけになりました。

一歩外に出ると、自分のスキル不足を痛感することがあります。これは、会社のなかにいるだけではなかなか気づけません。転職活動をすることで、自分のチカラ不足に気づくきっかけが得られるのは、非常に貴重な経験といえるでしょう。

1年後に受け直せる企業も多いので落胆し過ぎない

面接で落ちてしまっても、1年後に再び応募できる企業は少なくありません。そのため、志望度の高い企業から内定をもらえなくても、再び応募できるのであれば、必要以上に落ち込まないことも大切です。

20代が転職の面接で落ちる理由の多くは、「スキル不足」です。面接に落ちると、「自分が否定された」と落胆してしまいますが、実際は「求めるスキルが足りない」と言われただけに過ぎません。

もし1年後に受け直すチャンスがあるのであれば、この1年はスキルを向上させる期間にあてるのもひとつの手といえるでしょう。

転職がうまくいかないときは、自分を見つめ直すチャンス

転職活動をすると、他人からイヤでも評価されます。スキルの低さを痛感し、落ち込むこともあります。しかし、「自分に足りないもの」に気づけることは、実は大きな収穫です。毎日をなんとなく過ごしていると、自分について考えることはないからです。

転職がうまくいかないと、「ダメな自分」に目が向きがちですが、実際に動いたからこそ成長している自分がいることもたしかです。今回紹介したポイントを参考に、自分のキャリアについて前向きに考えていただけたら幸いです。

 

監修者によるコメント

転職活動では採用側の企業に「伝える力」が非常に重要です。相手に伝えるには、あなたのスキルや強み・弱みなどを「経験」から語る必要があります。「経験」が今のあなたを形成しており、「経験」は嘘を語りません。あなたが希望している企業に対して語れる「経験」を棚卸しすることも忘れないでください。

  • 監修
  • 隈本 稔

プロフィール:
長崎大学大学院生産科学研究科を修了後、大日本印刷(株)と東レ(株)にて製品開発と生産技術職を経験。
現在はフリーのキャリアコンサルタントして、キャリア設計支援や求職者の就職・転職支援、エニアグラムコーチングを利用した各種セミナーを実施。 100名以上の転職支援経験があり、特に理系職種のキャリア支援に強い。

保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント
CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
性格応用心理士1級(エニアグラムコーチング)

運営メディア:
1. 職りんく:https://syokulink.com
2. 30代転職失敗防止法ドットコム:https://30代の転職失敗防止法.com/

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